2016年04月15日 08時00分 公開
特集/連載

“アグレッシブな”Eコマース戦略事例「Eコマースに出遅れた」靴メーカーが挑む店舗とオンラインの融合

「Eコマースに出遅れた」と認めている靴メーカーのECCO。後れを取り戻すため、同社は大胆なEコマース化を進めている。彼らはどのように障害を乗り越えたのか?

[Clare McDonald,Computer Weekly]
Computer Weekly

 デンマークの靴メーカーECCOは、デジタル化戦略の一環として数年をかけてオムニチャネルの開発に取り組んでいる。

 同社のオムニチャネル販売は、独自に開発したEコマースプラットフォームを「Demandware」に移行したときから始まった。

Computer Weekly日本語版 4月6日号無料ダウンロード

本記事は、プレミアムコンテンツ「Computer Weekly日本語版 4月6日号」(PDF)掲載記事の抄訳版です。本記事の全文は、同プレミアムコンテンツで読むことができます。

なお、同コンテンツのEPUB版およびKindle(MOBI)版も提供しています。

ボタンボタン

 「当社はEコマースについてあまり考えていなかった。当社のオンラインビジネスの規模は非常に小さい。商品の販売、品ぞろえ計画、コンテンツダイナミクスなどは全く考慮していなかった」とECCOのマーケティングおよびEコマースの責任者ダナ・シュワルツ氏は話す。

 4年前、同社は消費者への直販小売ではなく卸売小売に集中していた。このブランドを強化するため、Demandwareでオンラインセールスデータの洞察を開始し、顧客が望むタイミングと方法で、好みの商品を提供することにした。

 「当社はEコマースを始めたばかりだ」とシュワルツ氏は言う。テクノロジーを利用した販売の土台を築き、Eコマースビジネスを強化するため、6カ月という「アグレッシブな」ロードマップを立てて取り組んでいる。

 「オンラインとオフラインを視野に入れ、Demandwareの活用方法を考えている。実店舗でどのように利用するか、オンラインの体験をオフラインにどのように融合させるかを考えた」(シュワルツ氏)

店舗での販売に利用するテクノロジー

 オンラインと実店舗の間に横たわる溝を改善するため、ECCOは「iPad」を導入。店員がDemandwareの商品検索ツールを使って、店舗にはない商品を顧客に紹介できるようにした。

 「ECCOは、多くのブランドと同様、消費者と直接向き合う方向に進んでいる。今後3年間で、売り上げの50%が消費者への直接販売になると期待している。そうなれば、社内外が大きく変わることは間違いない」とシュワルツ氏は話す。

 「店舗をただ用意するのではなく、ショッピング体験や店舗での接客を重視することにした」

 ECCOの店員は、「在庫管理人」から顧客のショッピングをサポートする「ブランドアンバサダー」に変わった。

 そんなとき、店舗のタブレットで行う取引の約80%で在庫不足が発生した。

ITmedia マーケティング新着記事

news139.jpg

新型コロナウイルスの感染拡大で注目される「巣ごもり消費」に関する意識――カンム調査
外出控えムードの中、消費意欲は「自宅でのエンタメ」に向かっているようです。

news091.jpg

オンライン医療が進む中国と台湾、日本 iOS「メディカル」アプリ最新人気ランキング
今回は、2020年2月度における中国、台湾、日本市場におけるiOS「メディカル」モバイルア...

news137.jpg

SDGsへの取り組みが最も高く評価された企業はトヨタ自動車――ブランド総合研究所調査
国内の主力企業のSDGsへの取り組みやESG活動に対して1万500人に聞いています。