HPは、The New York Timesのイベント「International Luxury Conference」に便乗して、2種類の限定モデルのHP Spectreを発表した。デザイナーのトード・ボーンチェ氏とジェス・ハンナ氏がカスタマイズを手掛けたモデルだ。スペシャルモデルのHP Spectreはどちらも、Nelson Mandela Foundation(ネルソン・マンデラ財団)との提携の一環としてオークション形式で販売される。
HPの「HP Spectre by Tord Boontje」は、標準的なHP Spectreをベースとしているが、大変身を遂げている。「ミッドナイトブルー」のコーティングに、スワロフスキークリスタルが施されており、18Kゴールドで、桜、花柄のアクセント、クジャク、蝶の模様が刻まれている。これに合わせたキーボードは独自のカスタムフォントを使用したレタリングが特徴的だ。
ジュエリーデザイナーのジェス・ハナン氏がデザインした「HP Spectre by J. Hannah」は、さらに高級感が漂う一品となっている。ノートPCの上部と後部には18金メッキが全面に施され、非常に洗練された仕上がりだ。HPのロゴにはダイヤモンドがちりばめられ、その1つ1つは細心の注意を払った手作業によって配置されている。それから、キーボードデッキにも18金のメッキが施され、上部のカバーと調和している。また電源ボタンはダイヤモンドで覆われている。
この限定生産の2モデルはそれぞれ複数台がオークション形式で販売され、その収益金はネルソン・マンデラ財団に寄付される。同団体は、ネルソン・マンデラ氏が1999年に設立した非営利団体で、記憶、対話、伝承に重点を置いた活動を行っている。
全てのユーザーが18金仕上げのHP Spectreを購入する余裕があるわけではないことをHPのチームは理解している。ほどほどの予算で購入できるプレミアムノートPCを求めている場合は、15.6型および17.3型のディスプレイを搭載した新型のHP ENVYと、15.6型の新型のHP ENVY x360を調査することをお勧めする。
新型のHP ENVY x360(679.99ドル、約7万4500円、日本での発売は未定)は、前世代に比べて21%の薄型化を実現しており、バッテリー持続時間も長くなっている。15型のフルHDタッチスクリーンを搭載したHP ENVY x360の重量は約2.04キロで、厚みは18.8ミリだ。360度回転するフリップヒンジを特徴としており、タブレット、スタンド、従来型ノートPCという3つのモードでコンテンツを表示できる。また、ENVY x360では、Intelの「Intel Iris Graphics」を搭載した第6世代のCore i5またはCore i7プロセッサに加え、AMDの「Radeon R7 Graphics」を搭載した第7世代の「AMD FX 9800P」クアッドコアプロセッサという選択肢も用意されている。
ENVY x360には、最大16GBのシステムメモリと、最大2TBのHDDまたは最大256GBのPCIe SSDが搭載されている。また、組み込みのSDカードリーダー、HDMI端子、2つのフルサイズUSB 3.0端子、1つのUSB Type-C端子が備わっており、USB 3.0端子の一方はHPの「USB Boost」に対応している。
新しい15.6型および17.3型のHP ENVYは従来型のノートPCに近いが、プレミアムな追加機能がある。HP ENVYのメタル合金の筐体は隙間のないフラッシュグラスディスプレイを特徴とし、3つのUSB 3.0端子、1つのUSB Type-C端子を搭載している。また、HPの「Fast Charge」テクノロジーが採用されており、電源がオフになっていれば、バッテリーを使い切った状態から90分で最大90%まで充電可能だ。
15.6型のHP ENVY(779.99ドル、約8万5400円。日本での発売は未定)では、Core i7までのプロセッサを選ぶことができ、UMAかIntel Iris Graphicsかの選択肢がある。システムは最大16GBのRAMをサポートしており、デュアルストレージの選択肢としては最大1TBのHDDと256GBのPCIe SSDがサポートされる。15.6型のHP ENVYでHD IRカメラが組み込まれた構成を購入すれば、Microsoftの「Windows Hello」もサポートされる。
プレミアムENVYシリーズでは17.3型のHP ENVY(1,029.99ドル、約11万2700円、日本での発売は未定)モデルしか光学ドライブを搭載していない。15.6型のモデルと同様に、Intelの「RealSense」カメラが搭載された構成を購入すれば、Windows Helloがサポートされる。
生活者の生成AI利用動向 10代後半はすでに5割近くが経験――リクルート調査
テキスト型生成AIサービスの利用経験者の割合は若い年代ほど高く、特に10代後半はすでに5...
2023年のSNS炎上総数は189件、炎上元の媒体1位は「X」――コムニコ「炎上レポート」
コムニコが「炎上レポート」2023年版を公開しました。
今度の「TikTok禁止」はこれまでとどう違う?
米国ではまたしてもTikTok禁止措置が議論されている。これまでは結局実現に至らなかった...