ビジネスユーザーからの期待大
「Android N」搭載のスマホならバッテリー切れの心配なし? ユーザーを魅了する3つの機能とは
「Android 7.0」(コードネーム:Android N)のリリースが近づいている。Android Nでは、「Android for Work」をはじめとする機能が向上している。Androidの専門家が新機能について解説する。
Googleが次期「Android」のβ版「Android 7.0」(コードネーム:Android N)を公開したことで、Nexus端末を持っているAndroidの専門家とファンは、正式版リリースの前にAndroid Nを試すことができるようになった。
Android Nでは、BYOD(私物端末の業務利用)をサポートするサービス「Android for Work」と省電力機能「Doze」に幾つかの更新が加えられている。スマートフォンやタブレットを使用していないときに端末をスリープ状態にする一連の機能Dozeは、ビジネスユーザーの関心を引くだろうとジャック・ワレン氏は語る。ただし、Android Nの変更はどれも不確定事項である。そのため、GoogleがAndroid Nを正式にリリースするまで、これらの多くは推測にすぎないとワレン氏はいう。なお、Android Nのリリースは、2016年の夏か秋になることが予想されている。
本稿では、Android、Linux、モバイルなどを専門分野とするフリーランスライターのワレン氏が、ビジネスユーザーが次期Android OSに期待できることについて解説する。
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Android Nの最新情報
「iPhoneでAndroidアプリを使う」という選択肢
――Android Nの機能は、最新OS「Android 6.0 Marshmallow」からどう進化していますか。
ワレン氏 Android 6.0 MarshmallowからAndroid Nへ変化する中で、特筆すべきはDozeの機能向上です。Dozeはバッテリーの節約に関して優れた力を発揮しています。最大の変化は2段階のシステムです。画面がしばらくの間オフになると、第1段階のDozeが起動します。ただし、デバイスが動かないときに有効になる休止状態ほど強力なものではありません。
Googleは、Android Nで設定メニューを変更しようとしている。ユーザーは基本の設定メニューで各セクションの詳細を確認できるようになるでしょう。
また、アプリの最適化によって、起動時間が大幅に短縮する見込みです。現在は、初回起動時に全てのアプリが最適化されるようになっていますが、Android Nでは、アプリは起動するまで最適化されません。
――Android for Workには、どのような改良がなされますか。
ワレン氏 Android for Workに限った話ではありませんが、Androidではプロファイルを作成できるようなっています。そのため、特定ユーザー用にプロファイルを作成し、そのユーザーだけが一定のアプリを使えるようにすることができます。
現在、全てのAndroid端末で暗号化は必須で、一般消費者向けの端末でも同じレベルのセキュリティが確保されています。また、IT部門は1つのダッシュボードで暗号化を管理することができます。
――Android for Workが公開されたら、モバイル仮想化ベンダーはどう差別化を図るのでしょうか。
ワレン氏 どの企業も最重要事項として注力すべきはセキュリティです。Android for Workによって、ユーザーは個人用のアカウントと仕事用のアカウントを区別できるようになりました。
――他にビジネスユーザーの興味を引くAndroid Nの機能はありますか。
ワレン氏 「Freeform Mode」がビジネスユーザーの役に立つと思います。この機能によって、Android端末での生産性がさらに高くなるでしょう。Samsungの「Galaxy Note」は、マルチウィンドウモードの先駆けの1つですが、複数のウィンドウを開くことはできでも、画面の上部と下部に制限され、水平方向にしかサイズを変更できませんでした。ただし、Android Nでは、スマートフォンでもより多くのマルチタスクができます。
――Nが何の頭文字になるか分かりますか。
ワレン氏 Googleが「Nutella」(ヌテラ)と名付けることはできないでしょう。登録商標ですからね。「Nougat」(ヌガー)か「nonpareil」(ノンパレイユ:ケーキなどにつけるカラフルな砂糖粒)になるのではないかといううわさです(編注:Googleは5月18日、Android Nの名称の募集を開始した)。
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