Server Design “Ver.1”で「Facebookが望んだサーバ」の条件を考える連載「最新のOpen Compute Projectで何が変わった」第2回

Facebookは“自分のため”に用意したサーバ関連規格を2011年に公開しているが、その策定作業はそれ以前から行っていた。そのため、多くのベンダーとユーザーが支持するとともに多くの不満も判明することになる。

2016年11月09日 09時00分 公開
[大原雄介]

関連キーワード

Facebook | IAサーバ | PCサーバ | サーバ | x86サーバ | Xeon


 データセンター向けハードウェアの仕様や設計図を公開するプロジェクト「Open Compute Project」(以下、OCP)では、データセンターで稼働する膨大な数のサーバやその関連機器、施設の運用コスト削減を目指している。

 OCPを提唱したFacebookは、データセンターを構成するサーバやストレージ、ネットワークなど、7つのカテゴリーにおいてOCPによる標準規格を用意している。その第1弾となる規格は、サーバ設計に関するプロジェクト「Server Design」が2011年4月に公開した「Server Chassis and Triplet Hardware v1.0」だ。この規格に準拠したシャシーを利用するマザーボードの規格は2012年にVersion 2.0が、2014〜2016年にはVersion 3.0が登場している。

 今回はデータセンターを構成する基幹ハードウェアの標準規格たるServer Design規格について、その具体的な内容を解説する。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia マーケティング新着記事

news132.jpg

ハロウィーンの口コミ数はエイプリルフールやバレンタインを超える マーケ視点で押さえておくべきことは?
ホットリンクは、SNSの投稿データから、ハロウィーンに関する口コミを調査した。

news103.jpg

なぜ料理の失敗写真がパッケージに? クノールが展開する「ジレニアル世代」向けキャンペーンの真意
調味料ブランドのKnorr(クノール)は季節限定のホリデーマーケティングキャンペーン「#E...

news160.jpg

業界トップランナーが語る「イベントDX」 リアルもオンラインも、もっと変われる
コロナ禍を経て、イベントの在り方は大きく変わった。データを駆使してイベントの体験価...