基本業務にモバイルアプリを使いたくても、IT部門や開発者に開発を依頼するとコストと時間がかかってしまう。そこで、「RMAD」ツールを使ってモバイルアプリを自作しようと考える人たちが増えている。
家庭用のカーペットと床材を販売する中小企業Ruggs Benedictの経営者、ロジャー・ベネディクト氏は、自社の業務用にカスタムモバイルアプリを必要としていたが、開発者を雇う時間も予算もなかった。そこで自分で作ることにした。
ベネディクト氏はFileMakerが提供するコーディング不要のアプリ開発プラットフォーム「FileMaker」を使ってApple「iOS」用アプリを複数作成した。従業員が在庫追跡、価格の確認、顧客情報の記録、カレンダーや電子メールとの連係などを行うためのアプリだ。
「1、2日もあれば、単一用途のアプリを1つ作成できる。そうしたアプリを必要な分だけ作成して、後で全部を1つにまとめればいい。それらを全ての業務に使っている」とベネディクト氏は言う。
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