Swift開発者が「仕事用iPhoneアプリ」を作りたくなるApple×SAPの秘策とは?Appleのビジネス市場拡大に影響か

AppleとSAPの提携によって生まれた「iOS」向けのSDKは、Apple製品が企業でより広く活用されるきっかけとなるのだろうか。

2017年04月12日 08時00分 公開
[Ramin EdmondTechTarget]
画像 新SDKでiOSのビジネス利用は広がるか

 AppleとSAPは約束していた通り、AppleのモバイルOS「iOS」用の新しいSDK(ソフトウェア開発キット)の提供を開始した。SAPの技術をベースとしたビジネスアプリを開発できる。

 このSDKにより、開発者はAppleのプログラミング言語「Swift」を使い、SAPシステムに接続してビジネスワークフローやデータ分析機能を備えたモバイルアプリケーションを開発できる。SAPは既に独自のモバイルアプリケーションを提供しているが、デスクトップアプリケーションをモバイル端末用にフォーマットしたような状態で、画面の小さなデバイスに適した設計にはなっていなかった。

 AppleはSAPとの協業により、ビジネス分野での存在感をより高めることができると、調査会社VDC Research Groupのモバイルソフトウェア担当ディレクター、エリック・クライン氏は指摘する。

Apple×SAPのSDKで実現できること

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia マーケティング新着記事

news006.jpg

「TikTok禁止」は結局、誰得? どうするトランプ氏――2025年のSNS大予測(TikTok編)
米国での存続を巡る議論が続く一方で、アプリ内ショッピングやAI機能の拡大など、TikTok...

news202.jpg

ネットの口コミを参考に8割超が商品を購入 最も参考にした口コミの掲載先は?
ホットリンクは、口コミ投稿の経験や購買への影響を調査した結果を発表した。

news071.jpg

「生成AIの普及でSEOはオワコン」説は本当か?
生成AIの普及によりSEOが「オワコン」化するという言説を頻繁に耳にするようになりました...