「ルンバ」をスマートホームの“指揮官”に育てるクラウドロボット工学の可能性高度なプログラミングスキルは不要になる

いま家庭で最も普及しているロボットの1つといえば「ルンバ」だろう。そのベンダーであるiRobotがスマートホームへの進出を図るために最先端の技術を利用している。

2017年05月31日 08時00分 公開
[Nicole LaskowskiTechTarget]
高度な自律機能をもつロボット家電をフル活用するには高度なスキルが必要だった。しかし、クラウドでつながったロボット家電の「集団」は自分で学習して賢くなる

 現代のスマートホームには不都合な現実がある。インテリジェントデバイスは、確かに住人の時間や手作業の労力、そしてコストを節約するかもしれないが、それを実現するためには情報処理の専門教育に相当する技術スキルを必要とする。iRobotの技術担当副社長を務めるクリス・ジョーンズ氏も同じ意見だ。

 「スマートホームの課題として、そうした使い勝手や利便性を実現するためには基本的に、個人ユーザーがその家に設置した多数のセンサーやデバイスをプログラミングする必要がある。それは平均的な個人ユーザーがやりたいと思う範囲を越えている」(ジョーンズ氏)。

 iRobotは個人向け市場の主力製品「ルンバ」によって、その障壁の解消を目指している。ロボット掃除機のルンバは、2002年の登場以来、多くの変革を遂げてきた。無線LAN接続、センサー、自律演算処理といった現代の“ロボット”に必要な機能は、全て床清掃の効率を高めるために使う。だがジョーンズ氏によると、そうした機能のおかげで単純なマシンが自律型モバイルセンサープラットフォームへと姿を変え、スマートホームの潜在的な指揮官になる立場に立つという、クラウドロボット工学の応用例を示している。

ポストIoT

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news066.jpg

Metaに潰されないために残された生き残りの道は?――2025年のSNS大予測(Snapchat編)
若年層に人気のSnapchatだが、大人にはあまり浸透していない。一方で、AR(拡張現実)開...

news150.jpg

「猛暑」「米騒動」「インバウンド」の影響は? 2024年に最も売り上げが伸びたものランキング
小売店の推定販売金額の伸びから、日用消費財の中で何が売れたのかを振り返るランキング...

news110.jpg

Netflixコラボが止まらない 「イカゲーム」シーズン2公開で人気爆上がり必至のアプリとは?
Duolingoは言語学習アプリとNetflixの大人気ドラマを結び付けたキャンペーンを展開。屋外...