前編(Computer Weekly日本語版 8月2日号掲載)では、レガシープロトコルの限界と、それに代わるNVMeについて詳しく解説した。このNVMeを実装する方法は3つある。
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1つは、サーバでNVMeドライブを使用する方法だ。
この方法では、サーバがBIOSレベルでデバイスを物理的にサポートする必要があるのは明らかだ。OSもNVMeをサポートする必要があるが、最新のOSはほぼ全て、既にNVMeをネイティブにサポートしている。VMwareの「VMware Virtual SAN」などのプラットフォームはNVMeを18カ月以上サポートしており、その間パフォーマンスを順調に向上している。
2つ目は、ストレージのサプライヤーが自社製品でNVMeドライブをサポートする方法だ。
最近のストレージアレイはほとんどが、サーバハードウェアと幾つかのカスタムコンポーネントで構成される。SASドライブをNVMeに置き換えると、パフォーマンスとスループットが向上する。アレイのサプライヤーは、パフォーマンス、回復性、シンプルさを向上する方法として、SATAからSASやファイバーチャネルドライブへの移行など、同様の変更を以前から何度も行ってきた。こうした変更には、ストレージコントローラーなどの内部コンポーネントのアップグレードも必要になる。
最近、ストレージアレイサプライヤーはNVMeサポートを発表し始めている。Pure Storageは、NVMeサポートを備えた「FlashArray//X」を2017年4月にリリースした。HPEは、同社の「HPE 3PAR」プラットフォームでバックエンド接続にNVMeサポートを提供する予定であることを発表している。NetAppは、同社の最新ハードウェアプラットフォームで、NVMeフラッシュストレージを読み取りキャッシュ(「NetApp Flash Cache」)として提供している。
だが、ストレージアレイ内でNVMeを使用するストレージサプライヤーは、アレイのOSがボトルネックになり始めるという問題に直面する。
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