iPhone、iPadのiOSをアップデートしたくない人に朗報、iOS 11.3で更新延期機能を実装iPhone旧機種の性能低下問題にも対応

Appleデバイス管理者の悩みの種だった、iOSアップデートの管理機能がついに実装される。古いiPhoneを意図的に遅くした問題も同じタイミングで解消予定だが、もしかしたらそれは「Appleの策略」なのかもしれない。

2018年02月08日 05時00分 公開
[Colin SteeleTechTarget]
画像 「アップデートしましょう」「いいえ、結構です」

 もうすぐAppleの「iOS」バージョン11.3へのアップデートが始まる。IT担当者は従来のモバイルデバイス管理(MDM)では個々のデバイスに対するiOSアップデートをブロックできなかった。今回のアップデートによってデバイス管理者は初めて、ユーザーが最新OSを各自でインストールしてしまうことを一時的に制限できる。この制限はiPhoneやiPadを監視モードで利用している場合にのみ適用され、ある管理業務をするためには管理ツールである「Apple Configurator」が必要となる。このモードは、教育や会社所有のデバイスを利用する場面などでの利用が一般的には想定されている。

 iOSアップデートをブロックできるようになると、IT担当者は新しくリリースされるOSを導入する前に、アプリケーションの互換性やOSのバグを検証する時間が取れるようになる、とAppleの管理者は伝えた。しかしその時間には限りがあり、IT担当者はアップデートを長期間ブロックできない予定だ。Appleはアップデートの適用延長を、デフォルトでは30日、最大で90日としている。指定された期間が過ぎると、ユーザーがダウンロードとインストールをできる状態に変わる。デバイス上に全ての利用可能なアップデートを表示する。

ITmedia マーケティング新着記事

news068.jpg

社会人1年目と2年目の意識調査2024 「出世したいと思わない」社会人1年生は44%、2年生は53%
ソニー生命保険が毎年実施している「社会人1年目と2年目の意識調査」の2024年版の結果です。

news202.jpg

KARTEに欲しい機能をAIの支援の下で開発 プレイドが「KARTE Craft」の一般提供を開始
サーバレスでKARTEに欲しい機能を、AIの支援の下で開発できる。

news136.png

ジェンダーレス消費の実態 男性向けメイクアップ需要が伸長
男性の間で美容に関する意識が高まりを見せています。カタリナ マーケティング ジャパン...