Appleデバイス管理者の悩みの種だった、iOSアップデートの管理機能がついに実装される。古いiPhoneを意図的に遅くした問題も同じタイミングで解消予定だが、もしかしたらそれは「Appleの策略」なのかもしれない。
もうすぐAppleの「iOS」バージョン11.3へのアップデートが始まる。IT担当者は従来のモバイルデバイス管理(MDM)では個々のデバイスに対するiOSアップデートをブロックできなかった。今回のアップデートによってデバイス管理者は初めて、ユーザーが最新OSを各自でインストールしてしまうことを一時的に制限できる。この制限はiPhoneやiPadを監視モードで利用している場合にのみ適用され、ある管理業務をするためには管理ツールである「Apple Configurator」が必要となる。このモードは、教育や会社所有のデバイスを利用する場面などでの利用が一般的には想定されている。
iOSアップデートをブロックできるようになると、IT担当者は新しくリリースされるOSを導入する前に、アプリケーションの互換性やOSのバグを検証する時間が取れるようになる、とAppleの管理者は伝えた。しかしその時間には限りがあり、IT担当者はアップデートを長期間ブロックできない予定だ。Appleはアップデートの適用延長を、デフォルトでは30日、最大で90日としている。指定された期間が過ぎると、ユーザーがダウンロードとインストールをできる状態に変わる。デバイス上に全ての利用可能なアップデートを表示する。
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