「Windows 10」には「コントロールパネル」「設定」という2種類の設定ツールがある。これは「Windows 8」の名残だ。どちらのツールを使えばよいのか。
「Windows 10」には設定ツールとして「コントロールパネル」と「設定」(以下、設定画面)の2つがある。「余分ではないか」と考える人もいるだろうが、それぞれ、やや異なる役割がある。
「Windows 8」をリリースする際、MicrosoftはタブレットとクライアントPCの両方で実行できるOSを作ろうと考えていた。タブレットのエンドユーザーは全画面表示の「スタート画面」から作業することがほとんどで、PCのエンドユーザーは大半の作業をデスクトップでこなす――これが同社の想定だった。そのため各モード別に、異なる方法で設定ツールを利用できるようにしたのだ。
Microsoftは、Windows 8のコントロールパネルには「Windows 7」と同じ設定メニューを用意した。対してタブレットモード向けの設定画面には、コントロールパネルの設定メニューの一部と幾つかの追加メニューを用意。タブレットなどのタッチディスプレイ搭載デバイスでの利用を前提にデザインしていた。
Windows 8のユーザーインタフェース(UI)は「一貫性がない」といわれることもあった。そのためMicrosoftはWindows 10を設計する際、ある重要な目標を定めた。PCでもモバイルデバイスでも同じように機能する、まとまりのあるUIの構築だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
B2B企業の約6割が2025年度のWeb広告予算を「増やす予定」と回答
キーワードマーケティングは、2025年度のマーケティング予算策定に関与しているB2B企業の...
生成AIの利用、学生は全体の3倍以上 使い道は?
インテージは、生成AIの利用実態を明らかにするための複合的調査を実施し、結果を公表した。
YouTube広告の実店舗売り上げへの貢献を計測 インテージが「Sales Impact Scope」を提供開始
インテージがYouTube出稿による小売店販売への広告効果を計測するサービスを提供開始した...