2018年04月14日 05時00分 公開
特集/連載

「Office 365」モバイルアプリ、管理機能充実の理由Microsoft以外の製品でも管理可能に(1/2 ページ)

仕事にMicrosoft「Office 365」を利用するモバイルユーザーは非常に多い。そのため、MicrosoftもEMMベンダーも、IT部門でのアプリ管理とセキュリティ対策を容易にすることに力を注いでいる。

[Alyssa Provazza,TechTarget]
画像 モバイルアプリの優位性はどこで判定するか。

 Office 365は、モバイルアプリ管理用のオプションがかつてないほど増えている。

 大手モバイルアプリ管理(MAM)ベンダーは、Microsoftが提供するAPI基盤「Microsoft Graph API」(以下、Graph API)のサポートを始めた。これにより、MAMベンダーは自社製品でOffice 365アプリを管理できるようになった。ただし、このデバイス管理機能を利用できるのはMicrosoftのEMM製品である「Microsoft Intune」(以下、Intune)ライセンスを保有している企業だけだ。

 この“Office 365アプリを管理するEMM製品の市場”に最近加わったのが、BlackBerryの「BlackBerry Enterprise BRIDGE」(以下、BRIDGE)だ。このアプリを使えば、IT部門はMAMツールで作成した管理設定(ポリシー)をOffice 365アプリに適用できる。だが、このOffice 365モバイルアプリ管理の機能を利用するために、既存のMAMツールから切り替える企業はほとんどないだろう、と調査会社のGartnerでリサーチディレクターを務めるアンドリュー・ガーバー氏は話す。

 「Officeアプリを管理する機能は、それぞれのEMM製品の優位性を示すものにはならない。恐らくオプション機能として考える程度になるだろう」(同氏)

Office 365 MAM向けのオプション

 Graph APIを使えば、サードパーティー製EMMの操作画面(コンソール)で設定したポリシーを、Office 365のモバイルアプリに適用できるようになる。EMM製品ベンダーであるVMware、Citrix Systems、BlackBerry、MobileIronは、このOffice 365モバイルアプリ管理APIのサポートを始めている。Office 365のモバイルアプリ管理にサードパーティー製のEMM基盤を利用することで、IT部門は暗号化、アプリのブロック、データの消去、他のアプリへのアクセスの制限などを実行できる。

 調査会社のVDC Researchでモバイルソフトウェア部門のディレクターを務めるエリック・クライン氏は次のように話す。

       1|2 次のページへ

ITmedia マーケティング新着記事

news081.jpg

デジタルネイティブ世代の過半数は「消費にも自己表現」を意識――電通デジタル調査
コロナ禍でデジタルネイティブの消費行動や価値観が変化しているようです。

news044.jpg

企業SNSが炎上する理由 SDGs観点で考えてみると?
業務でSNSアカウント運用を担当している人に向け、SDGsの観点から、役立つノウハウをお伝...

news121.jpg

Z世代の情報源はSNSが断トツ、ただし信用度ではテレビ番組/CMに軍配――ネオマーケティング調査
1996〜2015年生まれの「Z世代」は何を情報源としているのでしょうか。