カーネギーメロン大学のコンピュータ科学者で、Future Interfaces Groupのディレクターを務めるクリス・ハリソン氏は、最先端のUI(ユーザーインタフェース)開発に取り組んでいる。同氏が率いるチームが開発している革新的なプロジェクトには、乱数表や人間の皮膚さえも入力面に変える「OmniTouch」や「Skinput」などがある。
費用をかけずにテクノロジーを構築して、ユーザーに操作してもらい、フィードバックを受け取るのが「ラピッドプロトタイピングプロセス」(以下、ラピッドプロトタイピング)だ。これは、ハリソン氏の研究には不可欠な手法だ。本稿では、同氏のチームがラピッドプロトタイピングを重視している理由について聞いた。またラピッドプロトタイピングを「スキルセット」ではなく「作業精神」と見なしている理由も確認した。
――数年前のプレゼンテーションで、ラピッドプロトタイピングが研究の鍵だと述べられました。今もその考えは変わりませんか。
クリス・ハリソン氏(以下、ハリソン氏) 今も変わらない。「ラピッドプロトタイピング」と「研究」は、少なくとも私の分野ではほぼ同じ言葉だと思っている。この分野では、人間がテクノロジーに触れ、操作し、何らかのエクスペリエンスを得なければならない。そのためデバイスの使い心地やエクスペリエンスの感触が大変重要になる。
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