2018年06月13日 05時00分 公開
特集/連載

テクノロジーに命を吹き込む「ラピッドプロトタイピング」が必要な理由スキルセットというよりも作業精神

最先端のUI(ユーザーインタフェース)を築き上げるには、ラピッドプロトタイピングプロセスが欠かせないという。その理由について話を聞いた。

[Nicole Laskowski,TechTarget]

 カーネギーメロン大学のコンピュータ科学者で、Future Interfaces Groupのディレクターを務めるクリス・ハリソン氏は、最先端のUI(ユーザーインタフェース)開発に取り組んでいる。同氏が率いるチームが開発している革新的なプロジェクトには、乱数表や人間の皮膚さえも入力面に変える「OmniTouch」や「Skinput」などがある。

 費用をかけずにテクノロジーを構築して、ユーザーに操作してもらい、フィードバックを受け取るのが「ラピッドプロトタイピングプロセス」(以下、ラピッドプロトタイピング)だ。これは、ハリソン氏の研究には不可欠な手法だ。本稿では、同氏のチームがラピッドプロトタイピングを重視している理由について聞いた。またラピッドプロトタイピングを「スキルセット」ではなく「作業精神」と見なしている理由も確認した。

――数年前のプレゼンテーションで、ラピッドプロトタイピングが研究の鍵だと述べられました。今もその考えは変わりませんか。

クリス・ハリソン氏(以下、ハリソン氏) 今も変わらない。「ラピッドプロトタイピング」と「研究」は、少なくとも私の分野ではほぼ同じ言葉だと思っている。この分野では、人間がテクノロジーに触れ、操作し、何らかのエクスペリエンスを得なければならない。そのためデバイスの使い心地やエクスペリエンスの感触が大変重要になる。

ITmedia マーケティング新着記事

news024.jpg

CEOと従業員の給与差「299倍」をどう考える?
今回は、米国の労働事情における想像を超える格差について取り上げます。

news153.jpg

日立ソリューションズが仮想イベントプラットフォームを提供開始
セミナーやショールームなどを仮想空間上に構築。

news030.jpg

経営にSDGsを取り入れるために必要な考え方とは? 眞鍋和博氏(北九州市立大学教授)と語る【前編】
企業がSDGsを推進するために何が必要なのか。北九州市立大学の眞鍋和博教授と語り合った。