ハイブリッドクラウドの目的は2つのIT環境のいずれかを選べるようにすることではない。2つの環境を融合させることだ。ユーザーがハイブリッドクラウドアーキテクチャに期待するのは、クラウド間でシームレスなリソースプールが提供されることだ。このようなリソースプールがあれば、可用性、負荷、コンプライアンスのポリシーに基づいて、アプリケーションを導入/再導入できる。
ハイブリッドクラウドアプリケーション向けにQoE(Quality of Experience)を確保するには、運用チームがクラウドバースティング(拡張)をサポートしなければならない。さらに、このサポートを提供するには、複数のインスタンス間での負荷分散も必要になる。この負荷分散は、ハイブリッドクラウドでは複雑なタスクになる可能性がある。
ロードバランサーは、作業を分散させるために設計されたネットワーキングツールだ。エンドユーザーはロードバランサーのポート側に接続し、スケールを拡張するアプリケーションのコンポーネントはトランク側に接続する。エンドユーザーのリクエストが到着したら、ロードバランサーは公平なスケジューリングアルゴリズムに基づいてそのリクエストをコンポーネントにリダイレクトする。Amazon Web Services(AWS)、Google、Microsoftなどのパブリッククラウドプロバイダーは、自社のプラットフォームに負荷分散ツールを用意している。だが、ハイブリッドクラウドアーキテクチャでは、ユーザーがユーザーのデータセンター内でロードバランサーを適切に構成して管理しなければならない。
負荷の切り替え操作は簡単ではない。だが、ハイブリッドクラウドでの負荷分散戦略のガイダンスとなる3つの疑問と、導入を成功に導く3つの原則がある。
ロードバランサーが機能するには、エンドユーザーとスケールが拡張されるアプリケーションのコンポーネントをロードバランサーに接続する必要がある。そのため、最初に問い掛ける疑問は、ロードバランサーのポートとトランクにどのように対処するかだ。
動画の重要性 「増している」が85% 動画コンテンツの内製化率は前年比倍増――アライドアーキテクツ調査
アライドアーキテクツが「企業のDX推進における動画活用の実態調査 2021」を実施。デジタ...
これもアマゾンエフェクト? 米国で激減するあの人名の話
マーケターの頭の片隅を刺激するトピックをインフォグラフィックスで紹介。
電通「2020年 日本の広告費」 総広告費は大幅減でもインターネット広告費は成長を維持
2020年の日本の総広告費は6兆1594億円で前年比88.8%。東日本大震災があった2011年以来9...