多くの企業がハイブリッドクラウドを目標とするが、その実現には課題が伴う。AWSは、オンプレミスとオフプレミスでアプリケーションを構築するためのハイブリッドクラウドツールを提供している。
企業が柔軟性、スケーラビリティ、回復性の向上を求めることが増えるにつれ、ハイブリッドクラウドの人気がますます高まっている。「Amazon Web Services」(AWS)には、オンプレミスとパブリッククラウドのワークロードをサポートするさまざまなサービスがある。
ITチームは多くの場合、継続的デプロイや継続的インテグレーション(CI)などのDevOps(開発と運用が連携してシステム開発を進める手法)を用いることになる。開発者には、アプリケーションのダウンタイムを最小限に抑え、ハイブリッドクラウド環境の統制を維持しながら利用できるツールやサービスが必要だ。
AWSのエコシステムには、「AWS CodeDeploy」や「AWS OpsWorks」など、ハイブリッドクラウド開発用のツールとサービスが幾つかある。また、アプリケーション開発とハイブリッドプロジェクトが強化する多くのAWSパートナーシップもある。
Red Hatの「Red Hat Linux」、VMwareのインスタンスのサポート、オンプレミスやクラウドでの仮想インスタンスの管理など、具体的なプラットフォームに対応するサービスもある。また、ハイブリッドクラウドセキュリティを強化し、ユーザーが適切な権限を得た上でリソースを使用できるようにするサービスもある。本稿では、AWSのツールとパートナーシップによってハイブリッドクラウドをサポートするための9つの方法を紹介する。
企業のITチームは新たなコードを迅速に導入する必要がある。AWS CodeDeployはプラットフォームや言語に依存しないサービスで、「Amazon Elastic Compute Cloud(EC2)」とオンプレミスの両方のインスタンスにコードを自動導入する。このサービスは個別のインスタンスに導入することも、数千のインスタンスにスケーリングして導入することもできる。その後、ITチームは詳細レポートを生成して、各アプリケーションがいつどこで起動するかを追跡できる。また自動化により、定期作業や繰り返し作業の速度を向上すると同時に、アプリケーションのダウンタイムを削減し、エラーを排除できる。開発者は、アプリケーションのトラブルシューティングを行うために、インストールをロールバックすることも可能だ。AWS CodeDeployを使用する場合は「AWSマネジメントコンソール」「AWSコマンドラインインタフェース」から利用することも、サードパーティー製ツール統合用のソフトウェア開発キットやAPIから利用することもできる。
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