Google「Cloud Services Platform」はオンプレミス市場に受け入れられるかAWS、Azureとは異なる思惑

Googleがコンテナやマイクロサービスを中心にしたハイブリッドクラウド戦略に重点を置いている。新たに打ち出したCloud Services Platformでパブリッククラウドベンダーとしてのサービスをユーザーの拠点まで拡張する。

2018年11月01日 05時00分 公開
[Trevor JonesTechTarget]
画像

 Googleがクラウド環境の枠を超えて、プライベートデータセンターなどユーザーの拠点に対する戦略を強めている。

 Googleは2018年の後半に「Cloud Services Platform」のアーリープレビュー(事前公開)を計画している。Cloud Services Platformで、Googleはコンテナ技術やマイクロサービス技術を用いる範囲を「Google Cloud Platform」(GCP)の上だけでなくユーザーのサーバやエッジデバイスの環境まで拡張する。企業のハイブリッドクラウドのニーズに対応するためだ。これによりGoogleが目指しているのは、クラウドかオンプレミスかに関係なく、いずれの環境においてもユーザーがアプリケーションの開発や管理ができる一貫したエンド・ツー・エンドのアーキテクチャを構築することだ。

 さらにGoogleは、Kubernetes管理ツール「Google Kubernetes Engine」(GKE)や、マイクロサービス管理ツールの「Istio」「Stackdriver」を含め、既存のサービスやオープンソースのソフトウェアをCloud Services Platformに巻き込むことも目指している。

新たなプラットフォームの概要

ITmedia マーケティング新着記事

news171.png

2024年のGW予算は横ばい 賃上げよりも物価高と円安の影響が勝る?――インテージ調査
インテージが全国の15歳から79歳の男女を対象に実施したゴールデンウイークに関する調査...

news148.jpg

CNN幹部が語る、メディアビジネスにとってのAIのリスクと機会
生成AIがコンテンツを量産し、真偽の明らかでない情報があふれかえる中、メディアの価値...

news016.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2024年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。