ハイブリッドクラウドの概念実証(PoC)は、クラウドの導入がIT部門とビジネスニーズを完全に満たすかどうかを確認する重要なステップになる。
ハイブリッドクラウドとはプライベートクラウドとパブリッククラウドを組み合わせた環境のことである。クラウド登場当初の意味としては、両者ともクラウド上に存在する。だが、現在は企業のオンプレミス環境で稼働するプライベートクラウドもある。本稿では広義のハイブリッドクラウド概念実証(PoC)について紹介する。
ハイブリッドクラウドの概念実証では、データ移行プロセス、運用手続き(フェイルオーバーなど)、プライベートクラウドとパブリッククラウドの統合ポイントをテストすることが重要だ。その結果、ITチームはデータ側での待機時間やエラー処理、運用側でのクラウドバースティングや負荷分散にまつわるあらゆる問題点を確実に把握できる。ちなみにクラウドバースティングとは、オンプレミスのリソース負荷が高まったときにパブリッククラウドのサービスが一時的に肩代わりする仕組みだ。
以下に、企業内でハイブリッドのPoCをうまく進める4つのステップを紹介する。
まず、ハードウェアが変わる影響を評価する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
「ドメインリスト貸し」は何がマズい? サイトの評判の不正使用について解説
「サイトの評判の不正使用」について理解し、正しい対策が取れるにしましょう。
代理店にもAIにも「丸投げ」はダメ 成果報酬型マーケティングを成功させるポイントは?
「成果報酬型マーケティング」を実現する上でインターネット広告業界が直面する課題とは...
YouTubeやTikTokの利用時間、20代以下ではテレビを圧倒 どれだけ差がついた?
YouTubeやTikTokでのコンテンツ視聴は購買行動に関係しているのか。PRIZMAが10代から30代...