中小企業がSaaSのERPを導入しようとした場合、オンプレミスでの導入よりも多くの問題に直面する。そして、クラウドERPが全ての企業にフィットするとは限らない。
人工知能(AI)は少なくとも一部のアプリケーションでは定着したようだ。AIがビジネス、経済、さまざまなサービスにもたらすメリットは非常に大きい。だが、そうしたメリットは誰もが平等に受け取れるわけではない。
大半の主要なSaaS(Software as a Service)のERPの場合、コストはそれほど問題にならない。各ERPには何らかのAIが組み込まれており、そのほとんどは企業の規模に関係なく利用できる。問題になるのは「対象範囲」と「カスタマイズ性」だ。SaaS ERPで用意されている分析には制限があり、ユーザーは限られた分析しかできない。分析自体を拡張するのは言うまでもなく、出力結果を自社用に微調整するのも手間がかかり、大量のリソースが必要になる。
端的にいえば、クラウド型AIに頼りきりになることはできず、社内に分析スキルを有する人材が必要になる。しかし、そのコストは実に高額だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
TikTokのトレンドに変化 なぜ「1分超え」動画が見られている?
Bufferのデータによると、TikTokでは最近、長めの動画が人気を集めている。
アドビが「10種類のAIエージェント」を発表 顧客体験はどう変わる?
アドビの年次イベント「Adobe Summit 2025」が開催された。初日の基調講演では、アドビの...
「ブランドは叩かれて強くなる」 ジャガーのCMOが語った炎上の乗り越え方
SXSWで開催された「Female Quotient」のイベントにおいて、Jaguar Land Roverの米国CMOは...