クラウドコンピューティングは期待していたほど費用対効果が高くないと感じているITベンダーや大企業が増えており、一部のアプリケーションをオンプレミスに戻した企業もある。
ワークロードがクラウドコンピューティングからオンプレミスに戻れば、一部のデータが社内のデータセンターに里帰りすることになる。いわゆる「ブーメラン現象」だ。
米投資銀行のPacific Crest Securitiesが最近行った調査「2017 Cloud and Infrastructure Priorities」によると、企業の最高情報責任者(CIO)の3分の2近くが、ワークロードを自社のデータセンターに戻した。これは「オンプレミス vs.クラウド」論争が再燃し、クラウドがあらゆる問題の解決策ではないことを示すものだ。
この調査の対象となった分野はIT、金融サービス、製造業、公共部門、小売業などで、その3分の2はIT予算が5000万ドル以上の企業だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...
Cookieを超える「マルチリターゲティング」 広告効果に及ぼす影響は?
Cookieレスの課題解決の鍵となる「マルチリターゲティング」を題材に、AI技術によるROI向...