ERP選定プロセスでまずしなければならないのは、ERPが本当に必要かどうかを判断することだ。そこで、組織にとって最も効果を発揮するERPを示すためにERPのユースケースを10件選んで紹介する。
データやシステムの多様化、部門間のコミュニケーションの欠如、非効率な運用、タイムラグといった問題が生じている企業は、ERPシステムの購入を検討する時期がきている。
こうした問題以外にも、ERP選定プロセスへの着手時に検討すべき要因がある。そこで、ERPソフトウェアが自社に正しく適合するかどうかを判断するのに役立つERPのユースケースを考えてみよう。
ERPほどバリエーションに富んだ商用ソフトウェア分野はめったにない。ERPはビジネスの柔軟性を高める多くのオプションを用意している。だがその選択肢の多さが、ERPの選定プロセスを難しくしている。
非常に多くのERPシステムがあり、その種類もさまざまだ。そのため、オプションの調査に着手する前に、自社で利用している製品、IT部門と運用基盤、ビジネスの目標を認識することが最も重要になる。ここからは、ERPソフトウェアの選定する際に役立つERPの一般的なユースケースを10件紹介する。
小規模企業の望みは、ビジネスプロセスの改善、複数のシステムを運用するコスト削減とデータ不整合の防止、経営効率の向上だ。
こうした企業は、クラウド型のERPを選んでいる。クラウド型のERPの場合は、新たな設備投資は必要ない。クラウドベンダーは、企業が月額のサブスクリプション形式で支払えるERPを用意している。
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