VMware Workspace ONE vs. Citrix Cloud デジタルワークスペース2大製品を比較製品構成を詳しく解説

デジタルワークスペースの2大巨頭であるCitrix SystemsとVMware。それぞれのデジタルワークスペース関連製品/サービスは何ができるのか。詳しく紹介する。

2019年01月07日 05時00分 公開
[John PowersTechTarget]

関連キーワード

Citrix | VMware


画像

 エンドユーザー向けのデスクトップやアプリケーションを統合管理できるようにして、IT担当者の業務を簡素化する「デジタルワークスペース」。Citrix SystemsとVMwareがそれぞれ提供するデジタルワークスペース関連の製品/サービスは、IT部門による管理を容易にし、組織に強力なモニタリング機能を提供し、リモートデスクトップやモバイルデバイスのエンドユーザーに対するパフォーマンスを向上させる。

 本稿では、Citrixの「Citrix Cloud」とVMwareの「VMware Workspace ONE」という、主要な2つのデジタルワークスペース関連製品/サービスを詳しく紹介する。

Citrix Cloud

 IT担当者はCitrix Cloudを利用すると、オンプレミスのハードウェアやパブリッククラウド、プライベートクラウドで稼働する、デスクトップとアプリケーションを統合管理できる。Citrix Cloudには多くのサービス(Citrix Cloudサービス)が含まれている。このうち仮想アプリケーションと仮想デスクトップへの安全なアクセスを提供する「Citrix Virtual Apps and Desktops」(旧「XenApp」「XenDesktop」)を使えば、オンプレミスやクラウドといった複数のホスティング先にデスクトップをデプロイ(配備)できる。

 Citrix Cloudサービスの中にあるデジタルワークスペースサービスが「Citrix Workspace」だ。Citrix Workspaceは、Citrix Virtual Apps and Desktopsとファイル共有の「Citrix Content Collaboration」(旧「ShareFile」)、統合エンドポイント管理(UEM)の「Citrix Endpoint Management」(旧「XenMobile Service」)などで構成されている。組織は、豊富なCitrix Cloudサービスから目的のサービスを選択し、追加料金を支払ってCitrix Workspaceと共に使用することもできる。

 Citrix Workspaceに含まれる各サービスの概要は、以下の通りだ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

From Informa TechTarget

「テレワークでネットが遅い」の帯域幅じゃない“真犯人”はこれだ

「テレワークでネットが遅い」の帯域幅じゃない“真犯人”はこれだ
ネットワークの問題は「帯域幅を増やせば解決する」と考えてはいないだろうか。こうした誤解をしているIT担当者は珍しくない。ネットワークを快適に利用するために、持つべき視点とは。

ITmedia マーケティング新着記事

news017.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news027.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news023.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...