セルフサービスBIのサブスクリプション料金モデルに変化が起きているエンドユーザーはどんな基準で選んでいる?

セルフサービスBIツールが広く利用されるに伴い、サブスクリプションの料金モデルにも変化が起きている。例えば、クラウドやグループのデータ使用状況、データの共有方法に応じた選択肢が登場している。

2019年01月25日 05時00分 公開
[George LawtonTechTarget]

 セルフサービスBI(ビジネスインテリジェンス)ツールには多くの種類があり、ダッシュボードの作成や表示用にさまざまな機能が提供されている。

 こうしたツールにはそれぞれ独自のサブスクリプション料金モデルがあり、中には無料のツールさえある。だが「選択する製品と料金モデルを検討する場合は、ツールの機能、セキュリティ、スケーラビリティを理解することが重要だ」と話すのは、AirAsia BerhadのCEOであり、デジタルトランスフォーメーションや法人向けサービスを担うアイリーン・オマル氏だ。

 SaaS形式のセルフサービスBIツールは広く使用され、大半の企業が重宝している。セキュリティが高いこと、調達面で優れていること、最新のパッチが適用されること、ニーズに基づくユーザーライセンスの素早い有効化/無効化が可能であることなどがその理由に挙げられている。

 「セルフサービスBIツールを最大限に活用するには、ツールをサポートするためにデータ環境の基盤を構築し、ライトユーザーにもパワーユーザーにも十分なトレーニングを提供することが必要になる」と語るのは、分析管理コンサルティング企業AspirentのCEOで『Monetizing Your Data: A Guide to Turning Data into Profit-Driving Strategies and Solutions』(データの収益化:収益を生む戦略とソリューションをデータから生み出すためのガイド)の共著者でもあるアンドリュー・ローマン・ウェルス氏だ。

従量課金制を選択する

ITmedia マーケティング新着記事

news077.jpg

「気候危機」に対する理解 日本は米国の3分の1
SDGsプロジェクトはTBWA HAKUHODOのマーケティング戦略組織である65dB TOKYOと共同で、「...

news058.jpg

アドビ、Adobe Firefly機能搭載の「Adobe Express」モバイル版アプリを一般提供
アドビは、生成AI「Adobe Firefly」の機能を利用できる「Adobe Express」モバイル版アプ...

news141.jpg

2度あることは3度あった GoogleのサードパーティーCookie廃止再延期にアドテク各社がコメント
Googleは2024年末までに完了する予定だったWebブラウザ「Chrome」でのサードパーティーCo...