変化を続けるデジタルワークスペースの展望について、数人の同僚と話していたときのことだ。Googleの「Chrome Enterprise」についてどう考えるかと尋ねたところ、同僚はポカンとした表情で見つめ返すだけだった。見慣れた反応だ。Googleは顧客にメッセージを十分に伝えきれていないのだろう。そんな同社へのアドバイスを考えてみたい。
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Chrome EnterpriseはOS(Chrome OS)であり、ブラウザ(Chrome)でもあり、端末(Chromebook)でもある。もちろん「クラウド」の要素も多数あり、「G Suite」などのツールはよく知られている。Microsoftが「Windows 10」のアップグレードと移行の強制という荒れ狂う波で苦戦する中、GoogleはデスクトップPCの代替案を提示している。
筆者は以前、Chrome OSがWindowsに取って代わる可能性が本当にあるのかどうかを検証する記事を執筆した。その中で、Chrome OSを既存のPC群に素早く簡単に加えたいのであれば(Googleが投資している企業である)Neverwareの「CloudReady」という選択肢があることを紹介した(訳注)。だが実は、非常に魅力を感じているのはChrome OSとデスクトップ/アプリケーションの仮想化ソリューションの組み合わせだ。
訳注:Edwards氏が執筆した記事ではないが、Computer Weekly日本語版 2018年5月9日号でCloudReadyを紹介している。
Chrome OS端末(Chromebook、Chromebox、Chromebase、CloudReadyをインストールしたPC)は、シンクライアントと考えることによって広範囲にメリットを提供する。これらの端末は比較的主流であり、手頃な価格で扱いやすく、自己メンテナンス機能がある上に有能だ。全てのユースケースに適するわけではないが、Windows PCとゼロクライアントの中間に位置する端末として非常に適している。
Chrome Enterpriseは「Citrix Workspace」などのパートナー製品と併用することでその能力が最大限に発揮される。Chrome用のCitrix Workspaceアプリケーション(旧称「Citrix Receiver」)を使用すれば、IT部門がSaaSとWebのアプリケーション、仮想化されたWindowsアプリケーション、ファイル、さらには必要に応じて従来のデスクトップ環境に素早くアクセスできる。
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