2019年02月25日 05時00分 公開
特集/連載

クラウドベースのコミュニケーション「UCaaS」と「CPaaS」を比較する企業向けコミュニケーション技術

企業がオンプレミスからクラウドに移行するにつれ、CPaaSとUCaaSの利用が広がっている。本稿では、この2つの選択肢が提供する機能と、企業コミュニケーションへの適合状況を確認する。

[Micah Levine,TechTarget]
画像 企業コミュニケーションの手段はさまざま

 コミュニケーションシステムをオンプレミスからクラウドに移行するのであれば、企業は自社のビジネスニーズに最適なモデルを選ばなければならない。その選択肢には、UCaaS(Unified Communications as a Service)とCPaaS(Communications Platform as a Service)の2つがある。UC(Unified Communication)とは音声やテキストメッセージなどさまざまな通信手段を統合したコミュニケーションだ。UCaaSとCPaaSはどちらも核となるコミュニケーションサービスを提供する。

 UCaaSとCPaaSはよく似た機能を提供するが、サービスを提供する方法が異なる。UCaaSは従来のオンプレミスシステムに似ており、機能とアプリケーションが全てシステム内に常駐する。CPaaSは利用者自身で構築する部分が多いモデルだ。企業は、オープンAPIを使ってコミュニケーション方法をカスタマイズし、既存のビジネスアプリケーション内に組み込める。

UCaaSとCPaaSでできること

 クラウドベースのコミュニケーションモデルには、オンプレミスのコミュニケーションと共通の機能やアプリケーションが複数存在する。UCaaSで使用できる機能としては、企業用メッセージング、チームコラボレーションツール、テレフォニー(電話通信)、ビデオ会議などがある。

 CPaaSも同等の機能を提供する。音声、動画、メッセージングなどの機能は個別のサービスとして提供されており、APIを使って実装されることが少なくない。APIは高レベルのカスタマイズ、および他システムとの連携を可能にする。そのため、既存アプリケーションにコミュニケーション機能を組み込むことを考えている企業にとって、CPaaSは魅力的な選択肢だ。

 カスタマイズの手段として、UCaaSベンダーは提供サービスにCPaaSを取り入れつつある。UCaaSとCPaaSを組み合わせることで、企業はコミュニケーションに関するニーズ全てを1社のベンダーで満たしやすくなる。

社内外コミュニケーションへの対処

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