2019年05月14日 05時00分 公開
特集/連載

「AIセキュリティツール」の基礎知識【後編】「AIセキュリティツール」はいつ、どのように使えば有効? 活用例を紹介

AI技術は、セキュリティツールにどのような可能性をもたらすのか。AIセキュリティツールの具体的な利点を紹介しよう。

[Ronald Schmelzer,TechTarget]
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 前編「『AI』(人工知能)はなぜセキュリティツールに必要なのか?」では、AI(人工知能)技術を組み込んだセキュリティツール(以下、AIセキュリティツール)の利用が企業の間で広がっていることと、その背景を整理。ベンダーによる対策前の脆弱(ぜいじゃく)性を悪用した「ゼロデイ攻撃」に対して、AIセキュリティツールがどのように有効かを示した。後編では、AIセキュリティツールが企業にもたらす他の利点を紹介する。

力ずくではなく適応的な対処

 AI技術を組み込んだセキュリティツールは、攻撃の特定と軽減という点において、人や従来のマルウェア対策システムよりも優れている。加えて、脅威に対する新たな防御および軽減手法も提供する。単純にサーバをシャットダウンしたりトラフィックを遮断したりするのではなく、より適応的な対策を講じて攻撃を阻止する。

 攻撃への対策としてシステムをシャットダウンする単純な対処法は、実は攻撃者の思うつぼである可能性がある。重要なインフラに損害を与えることを目的とする「DDoS(分散型サービス拒否)攻撃」を仕掛ける攻撃者は、標的のシステムに過度の負荷を与えて使えなくするか、セキュリティ担当者が対処に追われることを勝利とする。

 AI技術を組み込んだセキュリティツールは、このような力ずくの処置ではなく、適応型の対策を実行する。

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