「半期チャネル」(SAC)と「長期サービスチャネル」(LTSC)。Microsoftがそれぞれのサービスモデルで提供する「Windows 10」は、何が違うのか。それぞれの長所と短所を探る。
「Windows 10」には、年に2回新バージョンがリリースされる「半期チャネル」(SAC)と、2〜3年ごとに新バージョンが登場する「長期サービスチャネル」(LTSC)の2つのサービスモデル(OSの更新モデル)がある。MicrosoftはWindows 10の企業向けエディション「Windows 10 Enterprise」のLTSCバージョンである、「Windows 10 Enterprise 2019 LTSC」(以下「2019 LTSC」)を2018年末にリリースした。これにはセキュリティ、展開、構成、管理、分析に関する新機能や機能強化が含まれている。これらの変更によって、2019 LTSCはMicrosoftがSACでリリースしたバージョン「Windows 10 Version 1809」(ビルド番号17763)とほぼ同等のものになった。Windows 10 Enterprise導入企業のIT管理者は、2019 LTSCの長所と短所を把握しておく必要がある。
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