Microsoftは「Windows 10」の企業向けエディション「Windows 10 Enterprise」のLTSC(長期サービスチャネル)バージョンである、「Windows 10 Enterprise 2019 LTSC」(以下「2019 LTSC」)を2018年末にリリースした。LTSCは、2〜3年ごとに新バージョンが登場するWindows 10のサービスモデル(OS更新モデル)だ。前編「『Windows 10 Enterprise 2019 LTSC』は、半期チャネル(SAC)と何が違うのか?」、中編「『Windows 10 Enterprise 2019 LTSC』のセキュリティ機能強化、何が変わった?」に続く本稿は、2019 LTSCの管理機能に焦点を当てて解説する。
2019 LTSCは、Windows 10デバイスの展開と管理に関する機能を強化した。デバイスライフサイクル管理サービスの「Windows Autopilot」は、Windows 10のデプロイ(配備)を効率化する。デバイス管理ツール「Microsoft Intune」と併用すれば、IT担当者がWindowsのイメージファイルを事前に作成して導入しなくても、エンドユーザーにWindows 10デバイスをデプロイできる。
2019 LTSCに含まれるコマンドラインユーティリティー「mbr2gpt.exe」は、ディスク内のデータを変更したり削除したりせずに、ディスクのパーティション管理の仕組みをマスターブートレコード(MBR)形式からGUIDパーティションテーブル(GPT)形式へ変換する。MicrosoftはOSのインストールやアンインストールといった操作ができるツール「展開イメージのサービスと管理」(DISM)の新しいコマンドも追加した。
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