UEMの比較ポイント「アプリケーション管理」「IAM」とは?UEM選定で重視すべき6つのポイント【後編】

「統合エンドポイント管理」(UEM)は「モバイルデバイス管理」(MDM)や「モバイルアプリケーション管理」(MAM)など各種機能を内包しており、特徴を見極めるのは容易ではない。選定ポイントは。

2019年12月19日 05時00分 公開
[Gary OlsenTechTarget]

 前編「統合エンドポイント管理(UEM)を『対応OS』『セキュリティ』で比較するコツ」に続く後編となる本稿は、「統合エンドポイント管理」(UEM)製品を比較検討する際に確認すべき6つのポイントのうち、残る4つについて取り上げる。以下の主要なUEM製品10点を参考にした。

  • VMware Workspace ONE UEM Powered by AirWatch(VMware)
  • IBM MaaS360 with Watson(IBM)
  • Microsoft Intune(Microsoft)
  • MobileIronエンタープライズモビリティ管理(MobileIron)
  • BlackBerry Unified Endpoint Manager(BlackBerry)
  • Sophos Mobile(Sophos)
  • Citrix Endpoint Management(Citrix Systems)
  • SureMDM(42Gears Mobility Systems)
  • Desktop Central(ZohoのManageEngine部門)
  • Unified Endpoint Manager(Ivanti Software)

ポイント3.デバイスの管理とライフサイクル

 UEM製品は多種多様な管理タスクを実行できなければならない。BYOD(私物端末の業務利用)環境では特にそうだが、企業のセキュリティにはデバイス管理が重要になるためだ。PCからIoT(モノのインターネット)デバイスまで、幅広いデバイスの管理が求められる。

 中にはMicrosoftの「Windows 7」や「Windows 8.1」など、レガシーOSを実行するデバイスを管理できないUEM製品もある点に注意が必要だ。ほとんどのUEM製品はウェアラブルデバイスの管理に苦労しており、管理対象のデバイスによっては機能が限定されることがある。IT製品購入担当者はUEM製品に、単一の窓口として機能する優れたダッシュボードが用意されているかどうかも確認すべきだ。

ポイント4.アプリケーションとソフトウェアの管理

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