MicrosoftはDaaS「Windows Virtual Desktop」(WVD)の機能拡充やパートナーとの協業を進めている。WVDでは今後、どのようなことができるようになるのか。WVDの課題とは。
Microsoftがクラウドサービス群「Microsoft Azure」で提供するDaaS(Desktop-as-a-Service)の「Windows Virtual Desktop」(WVD)は、デスクトップ仮想化市場に大きな影響を与えている。WVDは複数のユーザー企業がインフラを共有するマルチテナント方式のDaaSだ。WVDのユーザー企業は、提供したい仮想デスクトップと仮想アプリケーションの管理のみ気にすればよい。
WVDはクライアントOSの「Windows 10」をマルチユーザーで利用できるようにしている。AzureをメインのIT環境と位置付け、インフラとアプリケーションをAzureに移行しているユーザー企業にとって、WVDは魅力的なサービスとなっている。
2018年にMicrosoftは、ユーザープロファイル管理製品を提供するFSLogixを買収した。オフィススイート「Office 365」と組み合わせてWVDのユーザープロファイル管理を可能にするためだ。MicrosoftはFSLogixの技術を利用してユーザープロファイル機能をコンテナで稼働可能にすることで、ユーザープロファイルをOSから分離できるようになった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
2024年の消費者購買行動変化 「日本酒」に注目してみると……
2023年と比較して2024年の消費者の購買行動にはどのような変化があったのか。カタリナマ...
FacebookやXなど主要SNSで進む「外部リンク制限」の実態 唯一の例外は?
ソーシャルメディアはかつてWebサイトへの重要な流入経路であった。しかし、最近は各プラ...
生成AIとAR/VRで失った個性を取り戻す――2025年のSNS大予測(Instagram編)
万能だが特徴のはっきりしない「何でも屋」と化したInstagram。2025年の進化の方向性を予...