Microsoft純正DaaS「Windows Virtual Desktop」はどう進化する? 課題は?「Windows Virtual Desktop」の弱点とは【前編】

MicrosoftはDaaS「Windows Virtual Desktop」(WVD)の機能拡充やパートナーとの協業を進めている。WVDでは今後、どのようなことができるようになるのか。WVDの課題とは。

2020年03月13日 07時45分 公開
[Marius SandbuTechTarget]

 Microsoftがクラウドサービス群「Microsoft Azure」で提供するDaaS(Desktop-as-a-Service)の「Windows Virtual Desktop」(WVD)は、デスクトップ仮想化市場に大きな影響を与えている。WVDは複数のユーザー企業がインフラを共有するマルチテナント方式のDaaSだ。WVDのユーザー企業は、提供したい仮想デスクトップと仮想アプリケーションの管理のみ気にすればよい。

 WVDはクライアントOSの「Windows 10」をマルチユーザーで利用できるようにしている。AzureをメインのIT環境と位置付け、インフラとアプリケーションをAzureに移行しているユーザー企業にとって、WVDは魅力的なサービスとなっている。

 2018年にMicrosoftは、ユーザープロファイル管理製品を提供するFSLogixを買収した。オフィススイート「Office 365」と組み合わせてWVDのユーザープロファイル管理を可能にするためだ。MicrosoftはFSLogixの技術を利用してユーザープロファイル機能をコンテナで稼働可能にすることで、ユーザープロファイルをOSから分離できるようになった。

WVDのこれからと課題

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