Windows 7は「Windows Virtual Desktop」で延命可能 その利点と“代償”とは?便利だがIT部門に新たな負担を強いることも

2020年1月14日に延長サポートが終了した「Windows 7」。まだ完了していない場合、IT管理者が取れる対策は幾つかある。その一つがWindows 7の延命だが、考慮すべき点も少なくない。

2020年03月08日 08時30分 公開
[Jo HarderTechTarget]

 Microsoftは「Windows 7」のメインストリームサポートを2015年1月に終了し、2020年1月14日には延長サポートも終了した。企業がWindows 7からの移行を済ませるには十分な猶予期間があったはずだ。まだ完了していない場合は、その対策を考えなければならない。

 IT管理者が取れる対策としては、さまざまな選択肢がある。Windows 7から「Windows 10」へのアップグレードは比較的容易だ。それでもWindows 7を2023年1月まで使い続ける手段は残されている。その主な方法は2つだ。

  1. デバイスごとにWindows 7の「拡張セキュリティ更新プログラム」(ESU)のライセンスを購入する。Microsoftが提供するこのESUにより、Windows 7で引き続きセキュリティ更新プログラムを受け取ることができる
  2. ESUが適用されるMicrosoftのDaaS(Desktop as a Service)である「Windows Virtual Desktop」(WVD)を使ってWindows 7の仮想デスクトップを実行する。WVDは同社のクラウドサービス群「Microsoft Azure」をインフラとする

Windows 7を使い続ける長所と短所

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