「Windows Virtual Desktop」は、管理面ではまだ完成度が足りない。本稿で取り上げる4つの機能は、CitrixやVMwareの製品ほど強力ではない。
MicrosoftはDaaS(Desktop as a Service)の「Windows Virtual Desktop」(WVD)をシンプルなアーキテクチャにすることを目指している。ユーザー企業が管理すべき対象を仮想デスクトップと仮想アプリケーションのみに絞り、それらの仕組みを支えるクラウドサービス群「Microsoft Azure」のコンポーネントを管理しないで済むようにすることを目指した。ただしWVDは競合サービスと比べて、幾つかの機能が不十分だ。前編「Microsoft純正DaaS『Windows Virtual Desktop』はどう進化する? 課題は?」に続く本稿は、WVDの管理機能が持つ制約を具体的に説明する。
WVDはCitrix SystemsやVMwareのデスクトップ仮想化製品とは異なり、仮想デスクトップや仮想アプリケーションのイメージファイル更新する簡単な方法を標準では提供していない。IT担当者はAzureのサービスを使って、このような更新機能をエンドユーザーに提供できるが、それはWVDの機能からは外れている。IT担当者は、Azureのリソース管理機能「Azure Resource Manager テンプレート」や仮想マシン(VM)の自動スケーリングサービス「Virtual Machine Scale Sets」などの機能やサービスを組み合わせて利用しなければならない。
小規模なDaaS環境では、イメージファイルの更新機能はあまり問題にならない可能性がある。ただし大規模な環境や、IT担当者が多くの種類のイメージファイルを扱わなければならない環境では、必要な機能の一つだ。
ピザハットが新展開 まさかのTikTok動画活用法とは?
Pizza HutがUAEを中心に「トレンド払い」キャンペーンを展開している。TikTokのトレンド...
「レシピチェック」「少額決済」はデジタルが多数派に 逆にアナログでないとだめな活動とは?
博報堂生活総合研究所は、直近1年間における暮らし全般のデジタル化の度合いを調べる「生...
ホワイトペーパー制作が続かない! 苦しまず量産するため、どうすればいい?
前編ではB2B企業にとって本来あるべきホワイトペーパーの役割と成果を出すための3つの使...