2020年06月22日 05時00分 公開
特集/連載

世界の大手銀行は「AI」をもうここまで活用しているJPMorganやBank of America、Citibankなどの事例を紹介

世界の銀行業界でAI(人工知能)技術の普及が進んでいる。銀行はAI技術をどう活用し、どのようなメリットを得ているのか。欧米の大手銀行の事例から探る。

[Kathleen Walch,TechTarget]

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 何百年にもわたって銀行業界は繁栄を続けてきた。それでもAI(人工知能)技術の改善によってメリットを得られるプロセスや手続きは存在する。AI技術を活用したシステムは、パターンの特定、異常検出、データ処理といった作業を人よりはるかに迅速にこなす。そのため銀行業務にAI技術を活用する動きが広がっている。

銀行業務の顧客体験の向上

 チャットbotなど、AI技術を組み込んだシステムは、顧客との関係にプラスの効果をもたらす。チャットbotは顧客と積極的に会話を始め、顧客に適切な情報を提供して、営業時間外に顧客の疑問を解消するのに一役買っている。

 大手銀行Wells Fargoは、銀行の顧客と行員向けに各種カスタマーサービスへの問い合わせ支援を目的とするチャットbotを提供している。このチャットbotは、口座情報、特定の取引、最寄りのATM(現金自動預け払い機)の場所といった一般的な話題に関する質問に回答できる。顧客は銀行の担当者が質問に応対するのを待つ必要がない。

 簡単にやりとりできる顧客向けのアプリケーションを開発したのは、大手銀行JPMorgan Chase Bankだ。このアプリケーションは顔認識技術を搭載する。顧客はこのアプリケーションを使うことで、安全に支出の計画を立てたり、質問をしたり、サポートを得たり、小切手を預金したりすることが可能になる。取引を完了する、顧客に確認のメッセージを送信するといった処理も自動化する。

手作業によるミスと無駄をAIで削減

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