2020年07月03日 05時00分 公開
特集/連載

新型コロナで「OneDrive」「Dropbox」などの需要が拡大する理由と注意点パンデミックと投資動向【後編】

パンデミックによって企業の間でテレワークに移行する動きが広がったことで顕著になったのは、「OneDrive」「Dropbox」をはじめとするファイル同期サービスへの需要の高まりだ。その背景には何があるのか。

[Carol Sliwa,TechTarget]

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が拡大する中で、投資意欲が高まっているIT製品・サービスに「ファイル同期サービス」がある。フローリングメーカーのMohawk Industriesは、新型コロナウイルス感染症によるパンデミック(感染症の世界的な大流行)を機に、非構造化データの保存用途としてファイル同期サービスの利用が増える見通しだ。

 Mohawk Industriesが利用を増やしているファイル同期サービスはMicrosoftの「OneDrive」だ。同社はオフィススイートの「Microsoft 365」(旧「Office 365」)を長く使ってきた。「従業員のファイル保存先をOneDriveに集約することは自然な進化だ」と、Mohawk IndustriesでITインフラ分野を統括するジェビン・ジェンセン氏は語る。同社はかねてオンプレミスのストレージコストを削減しようと検討していた。ほぼ無限の容量を持つと言ってもいいファイル同期サービスへの移行は魅力的な選択肢だったという。

 フリードリッヒミーシャー生物医学研究所(FMI:Friedrich Miescher Institute for Biomedical Research)は、パンデミックに対処するための長期的なIT投資戦略を2020年3月に始動させた。まずリモートアクセス用のVPN(仮想プライベートネットワーク)のライセンスを100接続から300接続にアップグレードし、職員がテレワークを実施するための環境を早期に整えた。

ファイル同期サービスやクラウドストレージには課題も

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