2020年07月07日 05時00分 公開
特集/連載

政府主導の「新型コロナ接触確認アプリ」には何の意味があるのか?新型コロナが投げ掛けるプライバシー問題【第3回】

人の行動や体温に関するデータを分析し、新型コロナウイルス感染症の拡大を防止しようとする政府の試みには、プライバシー面の不安が伴うとの意見もある。各国はどう対処しているのか。

[Mark Labbe,TechTarget]

 GoogleとAppleが2020年4月に発表した、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染者との接触を確認する技術開発に関する協業は、前向きに受け止められた。一方で厳しい目も向けられている。

 2018年に「一般データ保護規則」(GDPR)を施行して強制力のあるプライバシー規制を敷いたEU(欧州連合)は2020年4月15日、接触確認アプリケーションの開発と利用に関するガイドラインを公表した。これは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)との戦いにおける接触確認アプリケーションの重要性を指摘するものだ。

 このガイドラインは、欧州8カ国の科学者、技術者、専門家130人が構成するプロジェクト「Pan-European Privacy-Preserving Proximity Tracing」(PEPP-PT:汎<はん>欧州プライバシー保護近接追跡)が進める接触確認アプリケーション開発を紹介している。さらにGoogleとAppleのプロジェクトがGDPRに従っているかどうかを確認するため、明確化を追求するという。

各国が接触確認アプリケーションでやろうとしていること

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