調剤薬局が「オンライン服薬指導」に踏み切れない“想定外”の理由とは医療ITニュースフラッシュ

新型コロナウイルス感染症の拡大防止策として、要件が緩和されたオンライン診療やオンライン服薬指導。実際にはどの程度広がっているのか。関連する新たな製品・サービスは。医療ITの注目ニュースをお届けする。

2020年07月31日 05時00分 公開
[上田 奈々絵TechTargetジャパン]

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 2020年4月10日に厚生労働省が発出した事務連絡「新型コロナウイルス感染症の拡大に際しての電話や情報通信機器を用いた診療等の時限的・特例的な取扱いについて」に基づき、医療機関は一定の条件下で、初診からのオンライン診療やオンライン服薬指導が可能になった。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大防止の一環だ。こうしたオンライン診療/服薬指導の医療機関への影響調査や新サービスなど、医療ITに関する主要なニュースを6本取り上げる。

埼玉県産婦人科医会、妊産婦向け「オンライン相談システム」導入 コロナ禍の不安解消へ

 新型コロナウイルス感染症に関する精神的ケアを目的として、埼玉県内の妊産婦向けにオンライン相談窓口を開設した。中核システムとして採用したのが、メドレーのオンライン診療システム「CLINICS」だ。同会会長の平田善康氏はCLINICSを選定した理由として「オンライン診療の領域で最も実績がある」ことを挙げる。大学病院や市立病院、診療所など県内7施設(2020年5月25日時点)で相談を受け付ける。窓口は順次増やす。(発表:埼玉県産婦人科医会・メドレー<2020年5月25日>)

「非対面で服薬指導」を経験済みの調剤薬局は約半数 未経験の主な理由とは?

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