OSSのTCP/IPスタックに33種類の脆弱性「Amnesia:33」を報告 ForescoutTechTarget発 世界のITニュース

IoTデバイスなど各種デバイスに広く採用されているオープンソースのTCP/IPスタック4種類に、リモートコード実行を含む複数の脆弱性があることが判明した。その影響は。

2021年01月13日 05時00分 公開
[Arielle WaldmanTechTarget]

関連キーワード

OSS | IoT(Internet of Things) | 脆弱性


 セキュリティ企業のForescout Technologiesは2020年12月8日(現地時間)、オープンソースソフトウェア(OSS)のTCP/IPスタック(TCP/IPに関するプログラム群)4種類にリモートコード実行を含む複数の脆弱(ぜいじゃく)性があると発表した。新たに見つけた脆弱性は33種類で、同社はこの脆弱性群を「Amnesia:33」と名付けた。

組み込み機器やIoT機器への影響を懸念

 Forescoutが発表したレポートによれば、Amnesia:33の脆弱性のうち13件はTCP/IPスタックの「uIP」(マイクロIP)に、10件は同「picoTCP」に、5件は同「FNET」に、5件は同「Nut/Net」に存在する。これらのTCP/IPスタックはIoT(モノのインターネット)、OT(制御技術)、ITデバイスベンダーに広く採用されており、Amnesia:33は

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

From Informa TechTarget

なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか

なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか
メインフレームを支える人材の高齢化が進み、企業の基幹IT運用に大きなリスクが迫っている。一方で、メインフレームは再評価の時を迎えている。

ITmedia マーケティング新着記事

news017.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news027.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news023.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...