センサーなどのIoTデバイスを接続する無線通信に使われる技術や規格として「LoRa」や「LoRaWAN」がある。両者はどう異なり、どのように使われているのだろうか。
「LoRa」は無線通信における変調方式の一つで、LoRaの文字は長距離を意味する「Long Range」を略したものだ。消費電力が少なく、広範囲の通信を可能にする無線ネットワーク「LPWA」(Low Power, Wide Area)の代表的な要素技術であり、免許不要の周波数帯を使用する。免許不要の周波数帯を利用する点で無線LANによく似ている。無線LANは一般的に2.4GHzや5GHzの周波数帯を利用する。
LoRaで使われる周波数帯は、実際に導入される地域によって変わる。例えば北米では915MHz帯を、欧州では868MHz帯を使用する。そのため、LoRaを利用する場所で、利用可能な周波数帯を把握することが重要だ。LoRaで生成した電波は、見通しが良い条件下なら最長10キロ離れた地点にも届く。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
10分でできるデジタル広告最適化 2500億通りのパターンを分析
ノバセルは、デジタルマーケティング領域の新ツール「ノバセル アナリティクス for デジ...
「怒り・恐怖」でクリックを生まない“ポジティブなSNS”は本当に作れるか BuzzFeedが挑戦
BuzzFeedが脱「SNARF」のポジティブなSNSを立ち上げる。狙いは何か。
「逆Z世代」の実態 Z世代のタイパ意識は意外と高くない?
自分はZ世代ではないと考える「逆Z世代」が増加している。大広とD’Zlab.が共同で実施し...