2020年05月23日 08時30分 公開
特集/連載

3Dプリンタで作る“偽の指紋”が認証を突破 指紋認証は本当に安全かセキュリティ研究機関が実証

セキュリティ研究機関が、データを基に3Dプリンタで再現した指紋によって、指紋認証を突破できる可能性を示した。この事実が意味することとは。

[Arielle Waldman,TechTarget]

 指紋認証は重要人物にとって、あるいは重要データを保存したデバイスにとって有効とは言い切れないことが、Cisco Systemsのセキュリティ研究機関Cisco Talosの研究で判明した。これはCisco Talosが2020年4月8日に公開したブログ記事「Fingerprint cloning: Myth or reality?」(指紋クローン作製:神話か現実か?)で発表したものだ。

 研究者のポール・ラスカグネレス氏とビター・ベントゥラ氏は、ブログ記事内で「スマートフォンとコンピュータの指紋スキャナは3D(3次元)プリンタで破ることができる」と結論付けた。両氏は悪名高いギャングであるアル・カポネ氏をはじめ実在の人物の指紋を収集し、3Dプリンタでその指紋を型取った模型を作成した。複数のデバイスにおける各20回の試行のうち、この“偽造指紋”を使って指紋認証センサーを少なくとも1回突破できた確率は、平均約80%だったという。

「偽の指紋で認証突破」のインパクト

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