FCCが無線LANの6GHz帯使用を承認し、無線LANのデータ伝送速度を飛躍的に向上させることが可能になった。その可能性と課題とは。
無線LANの世界は新規格「IEEE 802.11ax」(業界団体Wi-Fi Allianceによる名称は「Wi-Fi 6」)への移行を始めたばかりだ。その新鮮さがかすむほどの新しい動きが早々に始まろうとしている。
米連邦通信委員会(FCC)は、無線LANにこれまで使用できなかった周波数帯の使用を承認し、開放することになった。この変更の意義は非常に大きい。これまでの無線LAN規格で使用できる周波数帯は2.4GHz帯、5GHz帯、またはその両方だった。
新しい無線LAN規格が登場するたび、前の規格より速度を大幅に向上させてきた。ただし最大のデータ伝送速度を実現するには、複数のチャネル(データ伝送に使う電波の最小の帯域幅)を1つにまとめるしかない。限られた周波数帯から大きい帯域幅を確保するとチャネル数が少なくなってしまうため、ネットワーク管理者は一般的には狭いチャネルを使用する。それはIEEE 802.11axまで続いている。
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