生成AI技術に基づく生産性向上の支援ツール「Copilot」。仕事では具体的にはどのように役立つのか。OutlookやTeamsでの用途を見てみよう。
「Microsoft Copilot」(以下、Copilot)は、Microsoftのさまざまな製品やサービスで使えるAI(人工知能)アシスタントだ。Copilotは仕事の生産性を高める大きな可能性を秘めている。
Copilotの使い方次第で生産性が高まるかどうかは変わる。Microsoftのオフィススイート「Microsoft 365」を例にして、Copilotがどう役立つのかを解説する。メールクライアントの「Microsoft Outlook」(以下、Outlook)やコラボレーションツール「Microsoft Teams」でどのような効率化ができるのかを見てみよう。
まとまった休暇を取得したとき、未読のメールがたまっていることに“へきえき”した経験のある人は少なくないはずだ。OutlookでCopilotを使用すると、例えば2週間の休暇中に確認できなかったメールをまとめることができる。5月25日以降にジム・スミスから送られた特定のメールを全て1つのフォルダにまとめて保存し、
といったことがCopilotを使ってできる。
その他にも、
といったこともCopilotを使えば可能だ。
会議に出席できなかったときにもCopilotが役立つ。エンドユーザーは、「Microsoft Teams」のアプリケーションで「会議チャット」を選択して質問することができる。
例えば「日付と期限はどのように議論されたのか」や「リサ・ジョーンズからはどのような最新情報がもたらされたのか」といった質問をして回答を得ることができる。もっと簡単に「会議の内容をまとめて」といった質問に回答してもらうこともできる。ドキュメントやプレゼンテーション資料、メール、予定表、メモ、連絡先などから埋もれた情報を探し出すことにもCopilotが役立つ。
次回は、表計算ツール「Microsoft Excel」でCopilotがどのように役立つのかを紹介する。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
約8割の人が経験する「見づらいホームページ」 最も多い理由は?
NEXERはくまwebと共同で「見づらいホームページ」に関するアンケートを実施した。
スマホ時間の奪い合い「利用者増えても、利用時間は減少」 唯一の勝者は?
データマーケティング支援のGlossomは、「スマートフォンでのメディアとコマースの利用に...
生成AI時代のコンテンツ制作の課題 アドビが考える解決法は?
求められる顧客体験はますます高度になる一方で、マーケターのリソースは逼迫している。...