「5G」と「IEEE 802.11ax」(Wi-Fi 6)をどちらか一方ではなく併用すべき理由「5G」「Wi-Fi 6」の違いを徹底比較【前編】

移動通信システムの「5G」と、無線LANの「IEEE 802.11ax」(Wi-Fi 6)。これらは競合する部分もありつつも、互いに連携できる“友人”のような関係にある。

2020年05月20日 05時00分 公開
[Michaela GossTechTarget]

 「5G」(第5世代移動通信システム)と無線LANの新規格「IEEE 802.11ax」(業界団体Wi-Fi Allianceによる名称は「Wi-Fi 6」)の間には幾つかの違いがあるものの、違いの大部分は移動通信システムと無線LANの仕組みの違いによるものだ。それ以外の点で5GとIEEE 802.11axは共通している点が少なくない。そのためネットワークの専門家は企業に対して、これら2つの技術を比較してどちらか一方を選択するのではなく、連携させる方法を見つけるよう提言している。

 5Gは「4G」(第4世代移動通信システム)までの移動通信システムよりも格段に高速なデータ伝送速度や低レイテンシ(遅延)を実現した。一方IEEE 802.11axは無線LANの世界において、過去の世代とは一線を画す技術として位置付けられている。

「5G」と「IEEE 802.11ax」を正しく理解する

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