2020年03月06日 05時00分 公開
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「Wi-Fi 6」って何だ?【前編】「Wi-Fi 6」は過去の無線LANとは“別物” そう評される根本的な違い

「Wi-Fi」の名称が世代名で呼ばれるようになったのは「Wi-Fi 6」が初めてだが、Wi-Fi 6がこれまでのWi-Fiと一線を画すのはそれだけではない。何が根本的に異なるのか。

[Michaela Goss,TechTarget]

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 「Wi-Fi 6」は、業界団体Wi-Fi Allianceがこれまでに策定した無線LAN製品の認証プログラム名と比べて始まりがユニークだった。Wi-Fi 6の「6」は世代を指しているが、世代名を付ける認証プログラム名の導入はWi-Fi 6からだ。Wi-Fi 6は前の世代に相当する「Wi-Fi 5」を基にしつつ、さまざまな新機能を加えて性能を大幅に高めている。こうした背景もあり、Wi-Fi 6は登場した当初から業界に波紋を起こしていた。

 最初にWi-Fi 6が脚光を浴びたのは、2018年末にWi-Fi Allianceがこの認証プログラム名とともに新しい命名システムを発表したときだ。Wi-Fi 6は通信技術の標準化を手掛ける学会IEEE(米国電気電子学会)が策定する無線LAN規格「IEEE 802.11ax」が基になっている。Wi-Fiの過去の認証プログラム名は、IEEEが定める無線LAN規格の名称をほぼそのまま採用していた。

 Wi-Fi Allianceは、Wi-Fi 6を命名すると同時に過去の認証プログラム名に対してもこの命名システムを適用した。具体的には「IEEE 802.11ac」は「Wi-Fi 5」に、「IEEE 802.11n」は「Wi-Fi 4」になる。公式にはWi-Fi 4より前の世代の規格にはWi-Fi Allianceの新しい命名システムは採用していない。あえて記すと「Wi-Fi 3」は「IEEE 802.11g」に、「Wi-Fi 2」は「IEEE 802.11a」に、「Wi-Fi 1」は「IEEE 802.11b」になる。

 新しい命名システムがWi-Fi 6で初めて使用された点は、前の世代との違いを明確にする点と言える。ただし、これはWi-Fi 6がそれ以前の認証プログラム名と異なる点の一つにすぎない。

これまでの無線LAN規格とは根本的に異なる「Wi-Fi 6」

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