2019年08月14日 05時00分 公開
特集/連載

「Wi-Fi 6」の本領【前編】「Wi-Fi 6」無線LANルーターの速度が宣伝通りにならない“納得の理由”

無線LANのデータ伝送速度は仕様通りには実現しないことがほとんどだ。これは製品認証プログラム「Wi-Fi 6」と共に知られる新規格の「IEEE 802.11ax」にも当てはまる。その原因は何だろうか。

[Craig Mathias,TechTarget]

関連キーワード

Wi-Fi | 無線LAN | ギガビット無線LAN


画像

 新たな無線LAN規格が登場するたびに、市場で注目されてきたのはスループット(実環境におけるデータ伝送速度)が向上するという点だった。無線LANの新規格「IEEE 802.11ax」(無線LANの業界団体であるWi-Fi Allianceの製品認証プログラム名称は「Wi-Fi 6」。以下、Wi-Fi 6)の性能について考察してみよう。

 Wi-Fi 6に準拠したある無線LANルーターの広告には、「合計で最大10.8Gbpsの通信速度」といったメッセージが記されている。これは文字通り捉えれば素晴らしい数値だ。この広告メッセージが本当に実現するかどうかは別として、このメッセージの根拠になっている要素とは何だろうか。本稿はこうした数値が導き出される理由を明らかにする。

 例に出した無線LANルーターは、同時に3つの周波数帯を利用できる。データ伝送速度が「1.2Gbps」の2.4GHz帯が1つ、「4.8Gbps」の5GHz帯が2つだ。ここで念頭に置きたいことがある。こうしたデータ伝送速度の数値は、理論上実現可能な最大値を表すことだ。つまり、その製品がそれ以上のデータ伝送速度を達成できないことをベンダーが保証している数値だと考えることができる。

無線LANルーターの仕様が文字通りには実現しない理由

ITmedia マーケティング新着記事

news113.jpg

恵方巻の予約購入派は35%、企業側は70%以上が予約販売を実施――ONE COMPATH調べ
恵方巻とフードシェアリングサービスに関する意識調査です。

news087.jpg

「Oracle Data Cloud」とTrue Dataの連携は日本のプログラマティック広告をどう変えるか
「Oracle Data Cloud」とTrue Dataの購買データが連携し、プログラマティック広告配信に...

news105.jpg

ITツールの利用効果に対する実感に世代間ギャップ――Dropbox Japan調査
国内企業における創造性とITツール利用に関する実態調査です。