製品認証プログラム「Wi-Fi 6」と共に知られる無線LAN新規格の「IEEE 802.11ax」は、そのスループットに大きな注目が集まっている。しかしこの新規格の魅力は、それだけではない。
前編「『Wi-Fi 6』無線LANルーターの速度が宣伝通りにならない“納得の理由”」は、無線LANの新規格「IEEE 802.11ax」(無線LANの業界団体であるWi-Fi Allianceの製品認証プログラム名称は「Wi-Fi 6」。以下、Wi-Fi 6)のスループット(実環境におけるデータ伝送速度)を制限する、さまざまな要因を解説した。無線LANの進化はスループットの向上に目が向けられがちだが、Wi-Fi 6で本当に注目すべきは、スループットの向上ではない。後編はWi-Fi 6で注目すべきポイントと、これまでの無線LAN規格とは決定的に異なる理由を説明する。
Wi-Fi 6を評価する際、意味のある基準はスループットだけではない。チャネル(データの送受信に用いる周波数帯)数やセル数(1つの無線LANアクセスポイントの電波が届く範囲)を減らし、ベンダーが提供する無線LANの管理や分析機能を利用すれば、スループットを上げることは不可能ではない。
企業における大半の無線LAN環境に大きく影響する要素は、スループットではなく「キャパシティー」だ。
生活者の生成AI利用動向 10代後半はすでに5割近くが経験――リクルート調査
テキスト型生成AIサービスの利用経験者の割合は若い年代ほど高く、特に10代後半はすでに5...
2023年のSNS炎上総数は189件、炎上元の媒体1位は「X」――コムニコ「炎上レポート」
コムニコが「炎上レポート」2023年版を公開しました。
今度の「TikTok禁止」はこれまでとどう違う?
米国ではまたしてもTikTok禁止措置が議論されている。これまでは結局実現に至らなかった...