2020年05月22日 05時00分 公開
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「ERP」は出社せずに導入できるのか? 新型コロナの在宅勤務で課題にテレワーク文化になじんでいないと難しいことも

パンデミックの影響で出張や対面打ち合わせが困難になったために、ERPシステムを導入中の企業は「いかにテレワークで導入作業を進めるか」を検討する必要に迫られている。そもそもテレワークでの導入は可能なのか。

[Patrick Thibodeau,TechTarget]

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 「ERP」(統合業務)システムの導入は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により遅延またはキャンセルが発生する可能性がある。コンサルタントやアナリストによると、出張制限がプロジェクト遂行に支障を来しており、在宅勤務などのテレワークでERPシステムの導入プロジェクトを進めるのはさまざまな困難がある。

 新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的な大流行)は、ERPシステムの導入作業を複雑にしており、その経済的影響がベンダーにとっての新たな問題になっている。例えばユーザー企業がサポート期限の延長と価格改定を求めてくる場合がある。ERPシステムの導入範囲が縮小される場合もある。

 ERPシステムの導入プロジェクトに携わるPemeco Consultingのマネージングディレクターであるジョナサン・グロス氏によると、出張制限の影響でERPシステム導入の段階的な延期が必要になっているという。「ERPシステムの導入における新しいビジネスプロセスの設計では、現場の検査を必要とする場合がある」とグロス氏は説明する。その具体例には、工場の建屋内を目視で確認したり、倉庫内を歩いて商品が実際どのように流れるかを把握したりする。

 対面の作業を避けてERPシステムを導入する場合、技術的な課題や共同作業の問題が発生する。「プロセスを説明するためには、ビデオ会議と大型ディスプレイ、ホワイトボードやその代わりになるタブレットなどが必要になる」とグロス氏は述べる。ただし「このようなダイナミックな共同作業は現実的にはかなり難しい」と同氏は指摘する。

ERP導入作業は出社なしでも可能か

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