GoogleとDeloitteが語る「コロナ禍の企業活動」3つのトレンド【前編】
「Google Workspace」責任者が明かす、今注目しているITトレンドとは?
パンデミックで登場した新たな企業活動は、今後どのように勢いを増していくのか。GoogleとDeloitte Consultingの幹部に聞いた。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行(パンデミック)は、テレワーカーの生産性や業務効率、従業員同士の共同作業を維持しようとする企業にIT製品/サービスの使用を促し、その需要拡大を引き起こした。Googleとコンサルティング会社Deloitte Consultingによると、2021年度はさらにIT製品/サービスの利用が進みそうだ。パンデミックへの短期的な対処策として始まったIT製品/サービスの利用が、今では企業の新しい企業活動へのアプローチへと進化している。
Deloitte ConsultingでAlphabet/Google事業の最高商務責任者(CCO)を務めるトム・ガリツィア氏と、Googleでオンラインオフィススイート「Google Workspace」の製品管理担当バイスプレジデントを務めるホセ・パスター氏は、2021年度にITベンダーが注目すべき3つのトレンドがあると話す。
トレンド1.従業員の生産性向上製品の需要拡大
併せて読みたいお薦め記事
コラボレーションツールの注目記事
- チームコラボツールは「全社で1つ」か「部門ごと」か ベストプラクティスは?
- 自動車大手とネット家具店は「Slack」で社内の信頼関係をどう築いたか
- いまさら聞けない「Microsoft Teams」 基本の「き」
「Google Workspace」関連記事
ガリッツィア氏とパスター氏は、2021年度は一般企業において、従業員の生産性を高めるツールの利用がさらに拡大するとみる。テレワーク下で従業員は、大量の情報を処理する必要にさらされている。そのためToDo(やること)リストを提示する機能や、適切な情報を従業員に提示するための人工知能(AI)技術を利用したレコメンデーション機能など、情報を自動で整理するツールが有用だ。
AI技術を用いて従業員の業務を支援する方法は「既に実証されている」とパスター氏は話す。初歩的でシンプルな取り組み例としては、メールに優先順位を付け、受信トレイでスパムメールの開封を防ぐ方法がある。
2020年10月にGoogleが「G Suite」からリブランドしたGoogle Workspaceは、適切な情報をユーザーに提供する機能が向上しているとパスター氏は説明する。「検索時間が短縮され、検索結果の有効性も改善されている」(同氏)
パスター氏によると、Google Workspaceは2021年度も進化を続ける。例えばユーザーは検索機能や時間管理機能の改善を期待できるという。
トレンド2.リアルタイムコミュニケーションツールの需要増
ITベンダーは、テキストや動画、音声など、さまざまなメディアを使ったリアルタイムコミュニケーションツールの需要が高まることも見込める。Deloitte Consultingによると、特にテレワーカーにとってこれらのリアルタイムコラボレーション機能が重要になっている。
今後はオフィスワークとテレワークを組み合わせたハイブリッドワークが拡大し、従業員が一時的にでもオフィスに戻るようになると考えられる。こうした中、Google Workspaceは「利用者にとってのチャットの体験価値を高め、チームがより多くの作業をできるようにする」とパスター氏は語る。
後編は3つ目のトレンドと、今後起こり得る働き方の変化を聞く。
TechTarget発 世界のインサイト&ベストプラクティス
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
TechTarget発 世界のインサイト&ベストプラクティス
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[SCSK株式会社] 「Dropbox」管理・運用の困りごと解決ガイド -
事例
[SCSK株式会社] 東急建設や朝日放送など4事例に学ぶ、クラウドストレージ移行のポイント -
製品レビュー
[株式会社シーイーシー] 脱VMwareは単なる移行で終わるのか? 後悔しない次世代基盤の選び方とは -
市場調査・トレンド
[株式会社日立ソリューションズ] クラウド型ストレージと文書管理システム、その使い分け方とは? -
市場調査・トレンド
[グーグル・クラウド・ジャパン合同会社] AIの悪用でサイバー攻撃が加速、インシデント調査で判明した脅威の実態と防衛策
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
PHP脆弱性「PHP2Shell」で2260万件に影響 情シスの緊急チェックリスト
-
2
「生成AIの導入・活用」に関するアンケート
-
3
「Microsoft 365」が乗っ取られる MFAを破る“本物の画面”の恐怖
-
4
「テザリング依存」に潜む落とし穴 “遅いVPN”を解消するネット構築術
-
5
Claude利用8割のGMO、AI人材の評価軸が「トークン管理」に変わった
-
6
「Windows」の不要なファイルを安全に消して容量を空ける方法
-
7
半数がブルーカラー転向を視野に? ベテランエンジニアを追い込む“54歳の壁”
-
8
なぜ「Gemini 4 Argon」は出遅れたのか? Googleが狙う“逆転のシナリオ”
-
9
「セキュリティ運用と侵入後の初動防御」に関するアンケート
-
10
「オフィス移転・刷新に伴うネットワーク環境の実態」に関するアンケート
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
AI駆動攻撃にどう対抗する? 超速の攻撃からエンドポイントを保護する方法
-
2
2026年のサイバーセキュリティには何が必要か? 最新データに学ぶ傾向と対策
-
3
経験豊富な即戦力人材に直接アプローチできる、「攻めの採用」への転換術
-
4
「IT史に名を残すシステム障害」8選
-
5
最速72分でデータが流出? 最新の脅威トレンドや侵入手法から分かった防衛策
-
6
AI駆動開発のスピードと安全性を両立 「品質・セキュリティ管理」の実践ガイド
-
7
不審メールの経路や見せ方に変化? 2026年夏の3事例から見えた動向と対処方法
-
8
HDDを使わない「SSDオンリー」が無謀なのはなぜ?
-
9
「標的型攻撃メール」事例・サンプル集
-
10
Microsoft 365のメールセキュリティ、3つの“死角”と追加で検討すべき対策とは
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー