バイデン米大統領、セキュリティの「大胆な強化」に動く ゼロトラストへ移行もTechTarget発 世界のITニュース

米国の連邦政府は多発するサイバー攻撃を受け、政府機関や民間企業のセキュリティ対策を強化するための大統領令を発令した。具体的にどのような技術を使い、どのような取り組みを進めるのか。

2021年06月25日 05時00分 公開
[Arielle WaldmanTechTarget]

 ジョー・バイデン米大統領は2021年5月12日(現地時間)、米国のセキュリティ対策を強化する大統領令に署名した。民間企業におけるサプライチェーンのセキュリティ強化の他、接続する全てのデバイスやユーザーを信頼しない「ゼロトラストネットワーク」や「多要素認証」の採用といったセキュリティ対策を推進する。

 米国では、SolarWindsのセキュリティ製品の脆弱(ぜいじゃく)性を悪用した企業への「サプライチェーン攻撃」(子会社や取引先などサプライチェーンの脆弱性を狙ってネットワークに侵入する攻撃)や、石油パイプライン企業Colonial Pipelineへの「ランサムウェア」(身代金要求型マルウェア)による攻撃など、重大なインシデントが立て続けに発生している。今回の大統領令は連邦政府だけでなく、民間企業のシステムを守ることも目的としている。

セキュリティ強化に向けた優先事項

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...