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Windows脆弱性「PrintNightmare」に緊急パッチ提供 Microsoftはなぜ急いだのか
Windowsの印刷関連の脆弱性「PrintNightmare」に対処すべく、Microsoftは定例外のスケジュールでパッチを提供した。なぜMicrosoftはパッチ提供を急いだのか。パッチをすぐに適用できない場合の対処法とは。
Microsoftは「Windows」および「Windows Server」の重大な脆弱(ぜいじゃく)性に対処するために、珍しく定例外のスケジュールでセキュリティ更新プログラム(パッチ)を提供した。2021年7月6日(現地時間)に提供した、印刷スプーラーー(Print Spooler)サービスの脆弱性「PrintNightmare」を修正するパッチがそれだ。印刷スプーラーサービスは、WindowsやWindows Serverでの印刷に必要なサービス(常時稼働プログラム)。
攻撃者はPrintNightmareを悪用すると、適切な権限がなくてもランサムウェア(身代金要求型マルウェア)などのマルウェアを実行できる可能性がある。PrintNightmareは、Microsoftがサポート対象にしている全バージョンのWindowsおよびWindows Serverに影響する。
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Microsoftが「PrintNightmare」パッチ提供を急いだ“心配な理由”
PrintNightmareを発見した研究者グループは、Microsoftに直接PrintNightmareの存在を報告し、さらにエクスプロイトコードをソースコード共有サービス「GitHub」に公開した。つまりPrintNightmareに対する実用的なエクスプロイトコードが現在、世の中に出回っている可能性がある。
Microsoftは、攻撃の脅威が深刻であると判断し、パッチ適用手順を通常から変更した。通常は全てのパッチを毎月第2火曜日(パッチチューズデー)に提供する。代わりに同社は、2021年7月の第2火曜日である13日の前に、PrintNightmareのパッチを提供することを選択した。同社が取った定例外の動きを考慮し、専門家はユーザーと管理者に、可能な限り早くパッチを適用し、攻撃から保護するようにアドバイスしている。
何らかの理由ですぐにパッチをインストールできない場合は、かなり不便だが回避策がある。印刷スプーラーサービスは、管理者アカウントを介して無効化できる。セキュリティ研究者のケビン・ボーモント氏は、「PowerShell」などのコマンドラインインタフェース(CLI)で印刷スプーラーサービスを無効化する方法を示している。
印刷スプーラーサービスを無効化すると、通常の手段での印刷ができなくなる。そのためオフィスユーザーにとっては実用的な手段ではない。代わりにボーモント氏は、厳密な監視下にあるサーバに対しては、印刷スプーラーサービスを有効のままにすることを推奨している。
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