「サイバーセキュリティ予算」を率先して投じるべき4分野とは?サイバーセキュリティ予算の賢い立て方・使い方【前編】

CISOはサイバーセキュリティ予算を確保した後、どのような分野に予算を配分し、使用すればよいのか。率先してサイバーセキュリティ予算を投入すべき4つの分野を紹介する。

2021年08月05日 05時00分 公開
[Ashwin KrishnanTechTarget]

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 組織が年間予算にサイバーセキュリティ予算を組み込む必要性は、今や明白だ。最高情報セキュリティ責任者(CISO)がサイバーセキュリティ予算を適切に配分し、適正に使用するのは簡単なことではない。費用対効果(ROI)を説明しやすいマーケティングや営業、製造といった分野とは異なり、サイバーセキュリティのROI計算は単純ではない。他方でデータ漏えいの脅威は多様化、複雑化しており、今日のCISOにとってサイバーセキュリティ予算の確保と適正な使用はますます重要になっている。

 サイバーセキュリティに割り当てる予算は業種や組織ごとに異なる。組織は、主に次の4つの分野にサイバーセキュリティ予算を投資することを検討するとよい。

分野1.コンプライアンス

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