ハイブリッドワークの普及によって、従業員がオフィス内外で働くようになった現在、従来のセキュリティアーキテクチャでは保護の抜け漏れが生じる可能性がある。そうした課題の解決策となり得る「SASE」とは何か。
テレワークとオフィスワークを組み合わせた業務形態「ハイブリッドワーク」は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行下で普及した。その理由は前編「在宅とオフィスの併用勤務『ハイブリッドワーク』で“脱VPN”が広がる理由」の解説通りだ。
VMwareで製品マーケティングおよびパートナーシップ担当シニアディレクターを努めるエイブ・アンクマ氏は、「ハイブリッドワークに適した業務環境を整えるには、新たなセキュリティアーキテクチャ戦略が必要だ」と考えている。将来的にハイブリッドワークを定着させる必要がある企業は、既存のネットワークおよびセキュリティシステムの変更を迫られる可能性がある。
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