「Windows 10」ユーザーであれば無料で使えるトラブルシューティングツールには、さまざまな種類がある。「セーフモード」やPnPデバイスの問題の解決に役立つトラブルシューティングツールを紹介する。
クライアントOS「Windows 10」の問題解決を支援するために、MicrosoftはWindows 10の標準機能として、さまざまなトラブルシューティングツールを提供している。本連載は、こうしたトラブルシューティングツールを使った7つの問題の対処法を解説する。最終回となる本稿は、残る2つの問題の対処法を紹介しよう。
診断用起動モード「セーフモード」でWindows 10を起動できない場合はまず、システム更新機能「Windows Update」のトラブルシューティングツールを実行する(実行方法は第2回を参照)。このトラブルシューティングツールで問題が見つからない場合は、標準では画面右下にある「Windows」アイコンの右クリックメニューから「ファイル名を指定して実行」画面を開き、「名前」に「MSConfig」と入力して「OK」ボタンをクリック。「システム構成」画面が開いたら「ブート」タブを選択し、「セーフブート」のチェックボックスをオンにして「OK」をクリックする。
PCに接続したらすぐに使えるプラグアンドプレイ(PnP)デバイスで、問題が発生した場合はどう対処すればよいのか。オーディオデバイスの問題は「オーディオの再生」のトラブルシューティングツール、ネットワークカードの問題は「ネットワークアダプター」のトラブルシューティングツール(開き方は第3回を参照)で対処できる。オーディオの再生のトラブルシューティングツールは、「追加のトラブルシューティングツール」(開き方は第1回を参照)画面で「オーディオの再生」ボタンをクリックしてから「トラブルシューティングツールの実行」ボタンをクリックすることで起動可能だ。
その他のPnPデバイスの場合は、Windowsのデバイス管理ツール「デバイスマネージャー」を開き、デバイス一覧の中から問題が発生しているデバイスを右クリックして、ショートカットメニューから「ドライバーの更新」を実行する。これによりデバイスマネージャーは、そのデバイスに適合するドライバを検出する。
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